先日の豊島散策に続き、ベルリンから香川に帰ってきたウサギニンゲン夫妻と香川県丸亀市の島、牛島へいってきました。
二人はベルリンから帰ってきて、瀬戸内海の島で暮らしたいと住む家を探しております。
これは二人のせとうち暮らしがはじまるまでのリアルなドキュメントです。
I went to Ushijima island with my friend artist “usaginingen”. They want to live in some island of Seto Inland Sea. I am interested in how to find their house to live in the island.
ウサギニンゲンさんはより土に近い暮らしをしたいということで、
島で暮らせる場所を探しているそうです。
港に着くと猫たちがでむかえてくれました。
牛島の人口は、10人とちょっと。空き家はたくさんあります。
瀬戸内海の島では珍しく水の湧く島なので農業もできる。
若い人が移住する環境としては最高なのですが、
身元が明らかな物件が少ない。あと少し何かが変われば。
この日は、香川県丸亀市の移住者向けパンフレット制作でお世話になった
牛島のゲストハウス、アイランドガールさん(電話:0877-27-3818)を訪れました。
築170年の建物に泊まることができます。
瀬戸内海、いろんな島に通ってますが、こんなに植生が豊かな島は珍しいです。
水が湧き、渡り鳥の群れがくる湿地帯がある島。
冬鳥として渡来する「ミツユビカモメ」などの
珍しい野鳥をみることができるそうで、新聞社やカメラマンがしばしば訪れます。
島の南側に祀られている海の神様、恵比寿様。
向こう側は四国、丸亀市の讃岐富士が見えます。
かつて牛島にあった学校を取り壊した際に出た
木材を組み直して移住者の方がセルフビルドで建てた家もありました。
空き家物件自体は沢山あるので、
FAAVOとかリノベスクールと絡めたらいろんなことができそう。
牛島アカデミーとかどうだろか?
朽ちた古民家をみてはいろんな妄想が広がります。
豪商・丸尾五左衛門の栄華を極めた名残の築200年の立派な住居が今も残っています。
こちらが、丸亀市の空き家改修補助制度に関する四国新聞の記事。瀬戸内海の塩飽諸島の空き家。
問題と捉えるか、可能性や地域資源と捉えるかによって見え方が変わってきます。
ウサギニンゲンのふたりがこれまで回った島の中で
感覚的に好きだと思った島は、豊島と牛島だそうです。
それはあくまで感覚的なものらしいのですが。
一言で言うなら「抜け感」というか、空が広いと感じたようです。
ふたりが好きになった、豊島と牛島に共通するのはどちらも湧き水が湧くこと。
たぶん、農耕のつくる風景は、
漁業が中心の坂の多い島の風景とは違うのだと思います。
これまで意識してませんでしたが、
湧水の有無や島の産業とで島の景観を類型できそうな気がします。
牛島ガーデンクラブ。
ここには南半球に生えている植物など
珍しい植物が植えられています。
ここはどこだろう。ってなるくらい不思議な植物が植わっています。
ゲストハウス・アイランドガールさんの門に飾られているしめ縄
アロエ
しめ縄
海に立つ昭和初期に建てられた灯台。
集会場
島の別荘
島の消防車
レトロでかわいい
アイランドガールさん。
お話聞かせていただいてありがとうございました。
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