靖国神社の鳥居・日本橋・日銀に使われている石は、北木島の石 The stone island Kitagi

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北木島(きたぎしま)で採れる北木石は、靖国神社の鳥居・日本橋・日本銀行本店・明治生命館・神奈川県立博物館(旧横浜正金銀行)・中之島中央公会堂(大阪)など名だたる日本の石積み建築に使われています。

There are many stone-fields in islands, Seto Inland Sea, Japan. Kitagi island is also known as a stone island. Kitagi stone are used for famous stone buildings in Japan, Yasukuni shrine, Nihonbashi bridge, Nihon bank, Meiji Seimei Hall , Kanagawa pref. Museum, Nakanoshima civic auditorium.


北木島へ


北木島は笠岡諸島最大の島で先土器時代から人が住み、中世から近世にかけて鯛を特産物とする農業と漁業の島として栄えました。古くは大阪城の石垣石に始まり、先人の努力により日本銀行本店をはじめとする明治期の洋館建築、靖国神社などに使われ、北木石ブランドの「石の島」として知られています。


偶然通りかかったという旅人も合流して石の資料館へ


北木中学校の校舎内にあります。


北木石記念室 Kitagi Stone Museum


石切り唄は、岩盤に共同作業で煙硝穴を掘る、一人で辛抱強く矢穴を掘る、全員が渾身の力を込めて石を割り場に落とす、ふいご場で火造りをするといった仕事の中で生まれた労働歌です。歌のリズムによって作業のテンポを決め、共同作業の中での安全を確保するとともに作業能率を高め、また即興でつくられる歌詞はしんどい作業を続ける上での気分転換にも役立ちました。このため唄上手はしばしばスカウトされ割り増し賃金が支給されたといいます。島山にこだまする「石の北木」を象徴する石切り唄も丁場の機械化とともに聞かれなくなりました。


1932年(昭和7年)10月10日 北木島作業はじめ
満州国が建国宣言、ドイツ総選挙でナチス党が圧勝。


1933年(昭和8年)2月5日 芝浦にて本線より靖国神社の鳥居柱を船積み
シカゴ万国博覧会


トビ矢


建設現場に長石を運ぶ又車
1950年頃。北木島町丁場にて
丸太を肩にした人が、隣の補助者や前を引く人の力を借りて思い石を運んでいる。丁場(採石場)では、もっと大きく思い石を運んだ。


北木石は、北木島の他、隣接する高島・白石島から採石される良質な花崗岩の総称です。主な石種として、白水晶・細目赤水晶・北木錆石があります。石質はきめ細かくソフトで加工しやすいため、土木建築材の他彫刻やモニュメントに適しています。


石積みがつくりだす独特な船着場の景観


神奈川県立博物館(旧横浜正金銀行)
神奈川県立博物館は旧横浜正金銀行(現東京銀行)本館の建物を利用して設立されています。この建物は妻木頼黄(つまき よりなか)が設計した明治建築として有名なもので、明治32年から37年にかけて建設、ドイツルネッサンス様式による石造三階建てとして極めて個性的な作品です。昭和43年11月、国の重要文化財として指定。


日本橋
公共事業の石橋としては日本でも初期のものだと思われます。明治44年に造られた日本橋。精密かつ過剰なまでの石細工に当時の完成された技術力を見ることができます。設計は、妻木頼黄(つまき よりなか)


大阪・中之島中央公会堂
大正時代、大阪の株式仲買商 岩本栄之助さん一個人が当時100万円(現在では約50億円)という巨額な大金の寄付により建設。ネオ・ルネッサンス式と呼ばれる建築様式。建築にあたり設計コンペが行われ、1912年(大正元年)11月早稲田大学岡田信一郎教授の設計案を基本に辰野金吾さん、片岡安さんが設計に関わりました。


三越本店
ブロンズライオンでお馴染みの三越本店。開店をまちわびる多くの人々の足元を北木島は今日も支えています。

日本銀行本店(現在の日銀)
明治23年9月着工。明治29年2月完成。
設計者は辰野金吾さん、工科大学(東大工学)教授。ルネッサンス様式を加味したネオバロック様式。国の重要文化財に昭和49年2月5日に指定されました。

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「この年になって夢みられるなんて最高や!」石の島、北木島 The dream island “Kitagi”

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靖国神社の鳥居や日本橋に使われている石の島、お笑い芸人「千鳥(ちどり/おかやま晴れの国大使)」の大悟の出身地としても有名な北木島(きたぎしま)に行ってきました。自然農やヤギの酪農、炭焼きなど自給自足生活を試みている「島のSARAI」のクニさんの石窯ピザを囲み、多くの外国人観光客を案内している島の仙人こと中村典生さんの島での暮らしをお聞きしました。 「この年になって夢みられるなんて最高や!」と楽しそうに話す北木島の仙人こと、中村さんの笑顔がとても印象的でした。2016年9月17日〜19日には「北木島ピースフェスティバル」が開催されるとのこと。

I went and took photographs to Kitagi island, Seto Inland Sea, Japan. There is a stone-field in the island. Kitagi stone are used in masonry construction of famous architecture, for example Yasukuni shrine, Nihonbashi bridge and Nihon bank. We, the member of the magazine “Setouchi-gurashi”, listened to valuable story of the island’s inhabitants has become very helpful to us. Mr. Nakamura who is called “Master of Kitagi” said “I’m very happy to have a dream in this island”. It was very impressive words for me. “Kitagi island peace festival” will take place 17th – 19th September 2016.

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島の採石場。危険な場所なので普段は立ち入り禁止のところを
特別に許可をいただいて撮影させていただきました。

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北木島(きたぎしま)で採れる北木石は、靖国神社の鳥居・日本橋・日本銀行本店・明治生命館・神奈川県立博物館(旧横浜正金銀行)・中之島中央公会堂(大阪)など名だたる日本の石積み建築に使われています。

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雨水が溜まり太陽の光が通ってエメラルドグリーンの綺麗な色に光っています。

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船着場。護岸と小屋が石積みでつながっている独特な景観を作っています。

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こちらは他の船着場。海藻を干しています。
江戸時代には、「加子浦(かこうら)」と呼ばれる漁業の占有権を認められた
水主役(かこやく)を請け負った漁村で漁業も盛んでした。

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手漕ぎの木造船が浮かんでいました。まるで映画のワンシーン。

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自然農やヤギの酪農、炭焼きなど自給自足生活を試みている「島のSARAI」

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ここで暮らすクニさんが石窯ピザをご馳走してくださいました。とっても美味しかったです!

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ピザを囲んで島での暮らしや夢をたくさん聞かせて頂きました。

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オリジナルでつくった島の曲。9月には「北木島ピースフェスティバル」があります。

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古民家が、島のライブ会場になっています。これだけで楽しい島ぐらしが想像できます。

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奈良から北木島に移住された、島の仙人こと中村典生さん。
港に迎えに来てくださって、明るく元気いっぱいに島を案内してくださいました。
中村さん、クニさん、ありがとうございました!