佐那河内村の食べられる野草 Edible native grass at Sanagochi village


徳島県唯一、村として残っている佐那河内村(さなごうちそん)にて、四国大学生活科学部の先生と生徒さんが野草の成分調査に来るということで、植物に詳しい役場の安冨さんにご案内いただきました。ハコベ、ノビル、カンゾウ、シロツメクサ、フキノトウ、からし菜、クレソン、タラの芽。実際に歩きながら食べられる野草を教えていただくと、見慣れた風景が全く違って見えてきます。最後は調理してとっても美味しく頂きました!ご馳走様でした。

安冨さん曰く「春苦味、夏は酢の物、秋辛味、冬は油と合点して食え」という教えにあるように、春は苦味、夏は酸味、秋は辛味、冬は旨味と、それぞれの季節に応じた食の味覚があるのだそう。春は苦味を身体に取り入れる季節。春の野草の苦味成分は多くがポリフェノールだそうです。

I walked in Sanagochi village, Tokushima pref. to find edible native grass with village officer who know plants of the village very well.

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そこかしこに普通に生えてる萱草(かんぞう)。和歌で「忘れな草」として詠まれる植物で、若葉は美味、根は生薬になる。ユリ科で綺麗な花が咲きます。藪萱草(ヤブカンゾウ)・野萱草(ノカンゾウ)など何種類かあります。

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案内してくださった村の安冨さん曰く「これ最高に美味しいから後で食べよう」とのことで、さっそく摘んで、茹でてゴマふりかけてポン酢で頂きました。シャキシャキで、たしかに最高に美味い。食べられる草が生えまくってる村凄い。

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「土筆(つくし)」は、先っぽは胞子があってお腹を壊すことがあるので食べるのは茎の部分。ナムルにすると美味しい。

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「くれなゐの 梅ちるなべに 故郷(ふるさと)に つくしつみにし 春し思ほゆ」正岡子規

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杉菜(すぎな)と土筆(つくし)は同じ植物の異なる部位。すぎなは光合成してエネルギーを作るところ、つくしは胞子を飛ばして子孫を増やすところ。地下茎で繋がっています。村でいろんなこと教えてもらってます。


四国では柏餅の柏の木が自生していないのでサルトリイバラ科の山帰来(サンキライ)の葉っぱが使われます。関東の人は、四国のスーパーに行って柏餅を確かめてみたら、見慣れた柏の葉とは違う葉っぱに包まれているのに気がつくでしょう。

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「ケーン、ケーン」と鳴く声が聞こえるなと思っていたら、突然キジが道路脇に出現。

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ホトケノザ。別名、サンガイグサ(三階草)

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スミレ。葉は天ぷらやおひたしに。

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シロツメクサ。四つ葉のクローバーは、経験的に車や人通りの多いところに多い気がするとのこと。

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蕗の薹(ふきのとう)。灰汁抜きをして天ぷらなどにして食べます。
重曹や木の灰などを入れた熱湯で灰汁(アク)を抜きます。
灰汁の抜き方も地域によって違うのだそうです。

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木五倍子(キブシ)。日本固有種で、山地の明るい場所に生える。
和名は、果実を染料の原料である五倍子(ふし)の代用として使ったことによる。

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来週あたり、佐那河内村はタラの芽の食べ頃。タラの芽は、タラノキの新芽。先っぽの高いところに芽が出てきて、側面はトケがあるのでどうやって攻略するのかが子どもたちの遊びになっている。

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川に生えてた「からし菜」。新芽がピリッとかいわれ大根のような辛味があります。ちなみにかいわれ大根、大根、カブ、キャベツ、白菜、ブロッコリー、菜の花など。驚くことにこれら全部、アブラナ科。人間にとって恩恵の多い植物です。

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天照坐皇大御神荒御魂(あまてらしますすめおおみかみのあらみたま)として、瀬織津姫(せおりつひめ)を祀る神社。

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消防用の半鐘。

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