「にしかん未来会議特別編 / 地域商品の「いま」と「これから」を開催します。|にしかん編集部|note

商品開発支援セミナー
「にしかん未来会議特別編 / 地域商品の「いま」と「これから」」
日時:2019年11月25日(月)
第一部:15:00〜15:30
第二部:15:40〜17:00
参加自由 ※お申し込みは不要です。当日会場までお越しください。
会場:いわむろや伝承館
〒953-0104 新潟県新潟市西蒲区岩室温泉96−1

【ゲストパネリスト】
原田 祐馬さん Yuma Harada(UMA / design farm代表)
白水 高広 さんTakahiro Shiramizu(株式会社うなぎの寝床 代表取締役)
坂口 祐 さん Yu Sakaguchi(物語を届けるしごと、デザイナー)
司会進行:山倉あゆみ(シンクボード株式会社/foodrop)

【中間報告会 開発コメンテーター】
全国商工会連合会専門員(北條 規 氏/菅原 達也 氏)」

1部:地域商品開発中間報告会
にしかん地域で絶賛開発中の商品に関する中間報告会
2部:地域商品の「いま」と「これから」 
講師の方々と地域商品について共に考えるパネルディスカッション

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 『にしかん』と聞いて、日本のどこなのかわかる人は少ないと思います。
新潟県新潟市の西の果て、海岸線から、二つの山を越えて温泉街、平野や潟の広がる西蒲区、弥彦村周辺。「旧西蒲原エリア」と呼ばれるこの場所には現在、海沿いのワイナリー、見学出来る酒蔵、クラフトビール屋さん、2つの温泉街と個性ある日帰り温泉施設、料理雑誌で県内トップに名前の上がるような料理屋さん、話題のコーヒースタンド、ジェラテリア、人気のマルシェや農家レストランに大きな公園や広い水辺、遠浅の海水浴場に灯台から続く緩やかな登山道などなど、直径15㎞ほどの景色の変わる周辺エリア、広い空を眺めながらドライブできるような一本道を行き来しながら、これらのスポット同士が車で10分ほどの距離に転々と点在しています。

 今年、このにしかんエリアでは、次世代を担う地域事業者たちとの学びや対話を通し、地域の未来を考える取り組みを本格的にスタートしました。この地域において、お互いが誇りに思うほど、素敵だと思える「もの」や「こと」を見つけ、想いをのせた地域商品として発信していきます。

 私たちは、日本のどこかにあるような、華やかな観光地をここに作りたいわけではありません。 何世代にもわたって当たり前に存在してきた地域の自然や土着文化が、この先も永続的であるために、住人や訪れる様々な人たちが意識を持ち合うことで、人も自然も健やかに循環し続ける地域作りを目指したいのです。
環境問題について地球レベルで問題が可視化されつつある昨今、自然豊かなこの地域をいつまでも健やかに保つには、直接的なアプローチも必要ですが、まずは目に見える課題解決のための土台作りが大切です。この地域の未来のために私たちが目指す「循環する地域連携」は、まずこの場所で、誰が、何を、どんなふうに作っているのかという「足元にある、手の届く範囲の人々がお互いを知り合うこと」が重要だと考え、これまでも交流を続けてきました。

今回、にしかん商品開発支援セミナー「にしかん未来会議特別編 / 地域商品の「いま」と「これから」と題し、全国各地で地域商品開発に関わるシーンの多い3名の講師の方をお呼びし、地域商品についてのお話、関わる事業者さんや地域、事業、商品開発のその前後の話、また、地域内、県内にとどまらずその後販売や関係範囲を広げていくことに繋がった商品や事業者さんの話などを伺いながら、私たちのまちで「いま」と「これから」出来ること、地域商品のさらなる可能性を見出して行くことが出来たらと思います。

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【パネリスト紹介】

原田 祐馬 Yuma Harada(UMA / design farm代表)

1979年大阪生まれ。UMA/design farm代表。大阪を拠点に文化や福祉、地域に関わるプロジェクトを中心に、グラフィック、書籍、空間、展覧会や企画開発などを通して、理念を可視化し新しい体験をつくりだすことを目指している。「共に考え、共につくる」を大切に、対話と実験を繰り返すデザインを実践。京都造形芸術大学空間演出デザイン学科客員教授。愛犬の名前はワカメ。
UMA / design farm Umamu.jp

白水 高広 Takahiro Shiramizu(株式会社うなぎの寝床 代表取締役)

1985年佐賀県小城市生まれ。大分大学工学部福祉環境工学科建築コース卒業。2009年8月厚生労働省の雇用創出事業「九州ちくご元気計画」に関わり2年半プロジェクトの主任推進員として動く。同事業は2011年グッドデザイン賞商工会議所会頭賞を受賞。その後2012年7月にアンテナショップうなぎの寝床を立ち上げるとともに、現在まで地域文化商社として成長させている。他地域・他社のコンサルティングや制作、アドバイス、リサーチなども精力的に行っている。
うなぎの寝床  unagino-nedoko.net/

坂口 祐 Yu Sakaguchi(物語を届けるしごと、デザイナー)
慶應義塾大学SFC、ロンドン大学にて景観・建築設計を学ぶ。2010年に四国に移住、経済産業省の四国経済産業局。2014年に独立し食材が届く情報誌『四国食べる通信』を四国の仲間と立ち上げ、1次産業のデザインに関わる。四国や瀬戸内の美しい風景や文化を発信するWebサイト『物語を届けるしごと』は世界160カ国以上からアクセスがある。徳島県唯一の村、佐那河内村の農産品のブランディングを手がけ、季刊誌『さなのごちそう便り』編集長を務める。
物語を届けるしごと yousakana.jp