絶対零度 [Link]
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低温つながりでメモ。
科学というのはちょこちょこと事実がかわるもので、
それは、コペルニクスが地動説を唱えた時代の話ではなく、
僕が小中学生の頃みていた科学の知識と、
いま知る科学の常識とはちょこちょこと変化していることに気がつきます。
子供の頃、ドラえもんとならんで大好きな本だった
ブルーバックスの科学シリーズで、
温度とは物質の熱振動なので、その上限には限りが無く、
逆にその振動がゼロになった時の温度を絶対零度という、
と習っています。
ところが、量子力学の不確定性原理によって、
原子の振動がとまるということはない、
ということが現在の常識となっているのです。
このあたりの話をしりたい方は、科学雑誌ニュートンに
量子力学特集があるのでそちらをおススメします。
ただ、図解によってわかりやすく解説しているものの、
古典科学に比べて、数式によって証明される範囲が広いうえに、
実験に証明される部分も目には見えない世界の話だったりするので、
「わかったような気がする」に留まってしまいますが。
ちなみにこうした事例、他には、
カンブリア紀のピカイアがすべての脊椎動物の祖先だと思っていたら
それより古い脊椎動物がみつかったり、
鳥の祖先が始祖鳥ではなかったり。
 > 絶対零度(ぜったいれいど、Absolute zero)とは、物質における温度の下限である。
 > 0 K(ケルビン)と表される。 セルシウス度で表せば-273.15℃である。
 > 温度は、物質の熱振動をもとにして規定されているので、下限が存在する。
 > それは、熱振動(原子の振動)が小さくなり、エネルギーが最低になった状態である。
 > この時に決まる下限温度が絶対零度である。
 > 古典力学では、エネルギーが最低の状態とは、原子の振動が完全に止まった状態である。
 > ただし、現在では、この考えは間違っているとされている。
 > 量子力学では、不確定性原理のため、原子の振動が止まることはなく、
 > エネルギーが最低の状態でも零点振動をしている。

参考:
最も低い温度と最も高い温度は? (科学のつまみ食い) [Link]
絶対零度付近で起きる不思議な現象 [Link]
Dr.あずまの科学講座~第1回:絶対零度 [Link]