桔梗つながりでこれも。扇の形に画面がトリミングされていて斬新。
紙質が通常の扇に用いる糊地紙でないことから、
当初から画帖や屏風などの貼り交ぜ用として制作したものと見られているそうです。
“風流東都方角”シリーズも同様に扇形のフレームの向こうに街の風景がみえる。
そのせいか、舞台のセットをみているような印象。
“新板浮世絵忠臣蔵”シリーズも崩れた遠近感のせいか同様の印象を抱きます。
いつかこういう舞台セットくみたいなあと、今回共に舞台美術を担当した果林様と話しております。