丹下健三さんの「香川県庁舎東館」、イサム・ノグチさんの共同制作パートナーだった石彫家・和泉正敏さんの自邸「イズミ家 (一般非公開)」、山本忠司さんが設計した「喫茶 城の眼」、ジョージ・ナカシマさんの家具を手掛ける「桜製作所」

UNIQLO(ユニクロ)の「LifeWear magazine」に、香川県のアートやデザインの源流となる様々なスポットが紹介されています。

ユニクロ | LifeWear magazine | Kagawa: Timeless Modern

Kenzo Tange’s East Wing of the Kagawa Prefectural Office Building. Izumi House (not open to the public), the residence of stone sculptor Masatoshi Izumi, who was Isamu Noguchi’s collaborating partner. Café Shironome, designed by Tadashi Yamamoto. Sakura Seisakusho, which produces furniture for George Nakashima.

UNIQLO’s LifeWear magazine introduces various spots that are the source of art and design in Kagawa Prefecture.

Kagawa is associated with master artists such as Kenzo Tange, George Nakashima and Isamu Noguchi. A journey through the architecture and crafts that were born in the mid-century period and will never fade away, together with authentic LifeWear.


女木島


喫茶 城の眼


和泉家


桜製作所。ジョージナカシマ記念館


香川県庁舎東館

ユニクロ | LifeWear magazine

丹下健三、ジョージ・ナカシマ、イサム・ノグチら名匠ゆかりの地、香川。ミッドセンチュリー期に産声をあげた、永劫に色褪せない建築・工芸をオーセンティックなLifeWearとともにめぐる旅。

・香川県庁舎東館
丹下健三が建築を手掛け、1958年の竣工以来、香川のシンボルであり続ける。当時知事を務めた金子正則が、中学の先輩であった香川県出身の画家、猪熊弦一郎の紹介で丹下と出会ったことに端を発して設計され、2022年には国の重要文化財に指定された。壁面「和敬清寂」は猪熊の作品で、ロビーのベンチや木製クロークなどは先述の桜製作所が手掛けており、「普段使いの文化財」として、今日も人の集いの場となっている。

・イズミ家 / 和泉正敏自邸
1964年にイサム・ノグチに出会い、その石彫制作を25年にわたり支え続けた人物、和泉正敏。その自邸として1972年に建てられたのがこの「イズミ家」。細かい格子のモダンな障子や、重厚な石積みの建築が圧巻。こちらは一般公開されていないが、和泉の作品は、東京ミッドタウン日比谷の「明」、シカゴ美術館の永久収蔵作品「島たち」などで鑑賞可能。

・喫茶「城の眼」
イサム・ノグチをはじめ、香川のデザインの巨匠が通った、1962年オープンの喫茶店。設計は、丹下健三の弟子にあたる香川県出身の建築家・山本忠司。内壁の石は、’64年、NYで開催された万国博覧会「日本館」(前川國男設計)の外壁用に試作した石彫レリーフを使用。入り口の左右には、地元の銘石「庵治(あじ)石」でできた重さ3トンにも及ぶ石のスピーカーボックスが鎮座。店内のテーブルは地元の桜製作所製。日本のミッドセンチュリーが凝縮された名店。

・桜製作所
1948年創業。’64年にアメリカの家具デザイナー、ジョージ・ナカシマと出会い、技術を認められる。その代表作「コノイドチェア」をはじめ、今も彼のデザインを公式に生産し続ける、日本で唯一の工房。ショールームと併設の「ジョージ ナカシマ記念館」で作品を見学、購入することができる。