広島県呉市内から「安芸灘とびしま海道」を通って車で1時間、大長みかん・大長レモンという柑橘栽培が盛んな大崎下島(おおさきしもじま)の小長港(おちょうこう)に瀬戸内の眺めが綺麗なカフェ「ネロリの島cafe」があります。港に訪れる船を眺めながら、柑橘をつかったドリンクや食べ物を頂くことができます。壁一面の本棚に並んでいる本は、京都の誠光社・堀部篤史さんがセレクトしたもの。瀬戸内にちなんだ本をはじめ、随筆・ビジュアル本を中心に、他ではなかなか見ることのできない洋書や古書も並んでいます。ちなみに、名前の「ネロリ」(Neroli)というのは、橙(だいだい/ビターオレンジ)の花から水蒸気蒸留によって得られる精油のことです。

“Neroli no Shima cafe” is located at Osaki-shimojima island, Seto Inland Sea, Japan. You can enjoy beautiful view of sea and delicious drink and dishes with citrus fruit.

ネロリの島cafe
住所:広島県呉市豊町大長5992-86 小長港(おちょうこう)2F [Google Maps]
時間:10:30〜16:30
休日:水曜日 (祝日は営業)
電話:0823-66-3021 メール:neroli@hr-co.net

Neroli no Shima
Address : 2F Ochou port, 5992-86 Oochou, Yutaka town, Kure city, Hiroshima pref., Japan [Google Maps]
Time : 10:30〜16:30
Closed : Wednesday  (Open Holiday)
Tel : 0823-66-3021 / Mail : neroli@hr-co.net


ネロリの島とは Neroli no Shima | about

広島県呉市の大崎下島地区は、瀬戸内海の芸予諸島に位置します。平地が少なく、平均気温は15.5度、年間雨量は約1,200mmと気候が穏和で、斜面を活かせることから、古くから柑橘類の栽培が盛んな地域です。

明示35年(1902年)青江早生みかんの栽培が当地で始まり、その後日本で初めて動力式柑橘選果機が導入され、また、みかんの缶詰製造も最初に行われるなど、みかん栽培については国内でも屈指の先進地区でした。

「耕して天に至る」を合言葉に、急峻な山の頂上まで石積み(段々畑)を築き、さらには規模拡大の為、みかん船による出作が行われるなど、開拓精神の旺盛な産地と言われています。

この地域では、多様な柑橘類を栽培しており、「甘夏」「橙(だいだい)」「ネーブル」「清見オレンジ」「デコポン」「レモン」「はっさく」「はるみ」「せとか」「はるか」などを生産しています。

その中でも、レモンの栽培面積は日本一です。周囲を海に囲まれた温暖な気候ではあるものの、平地が少ないことから、急峻な山の頂上まで石積みの段々畑を築き、そこから多様な柑橘類の作付につながっています。

このように、当地区で収穫される種類豊富な柑橘類を背景に、ネロリの島ではそれらの花弁や蕾(つぼみ)、葉、果皮等を使用、立地面の特徴から成る香りの強さや味などを活かした商品づくりをしています。

Neroli no Shima | ネロリの島cafe
広島県大崎下島の小長港ターミナル2Fにある「ネロリの島cafe」。
瀬戸内の美しい海と自然が窓一面に広がります。
cafeには地元で採れた柑橘を使用した軽食・ドリンクをご用意しております。
ご家族、友人、おひとりで。ゆるりとお過ごしください。​

cafeに並ぶ色鮮やかな書籍たち。
京都の誠光社・堀部篤史さんに依頼し、
ネロリの島cafeを訪れるお客さまのためにセレクトしていただいたものです。
随筆・ビジュアル本を中心に、他ではなかなか見ることのできない
洋書や古書も並びます。
コーヒーを片手に、ネロリの島cafeで贅沢なひと時をお過ごしください。
※本の貸出は行っておりません。