瀬戸内海のほぼ中央、香川県・多度津港から1時間、15kmほどいったところに浮かぶ佐柳島(さなぎしま)で行われている秋祭りの様子をお届けします。先日、佐柳島の方のお話を聞いたら最近は、お年寄りが多くなったのでこのお祭りは簡易的なものとなり船渡御は行っていないとのことです。少子高齢化に伴い維持が難しいお祭りはこうして消えていく一方で、島の若い人たちの間ではこのお祭りをなんとかして復活できないかという話もあがっているとのことです。

I took photographs of “Sanagi island festival” carrying of miniature shrine on the ship. Sanagi island is located at center of Seto Inland Sea and it’s far from 1hour by ferry and 15km from Tadotsu port of Kagawa pref..

それほど、船とこのあたりの島々との関係は深く、神社の祭礼にもその様子をみることができ、大漁旗に彩られた漁船に神輿を乗せ、鐘の音を鳴らしながら、島の集落がある本浦港から長崎港へ向かいます。

佐柳八幡神社
場所:佐柳字合田 塩飽諸島 佐柳島(さなぎしま)
祭神:応神天皇(おうじんてんのう) 天兒屋根命(あまのこやねのみこと)

佐柳島
場所:塩飽諸島 佐柳島・香川県仲多度郡多度津町
面積:1.83 km2
最高峰 高登山(たかとやま・248.52 m)
人口:146人/102世帯(2005年)

Sanagi Hachiman Shrine
Place : Sanagiji gouda, Sanagi island, Shiwaku islands, Seto Inland Sea, Japan
God : Oujin emperor / Ame-no-Koyane
Ama-no-Koyane-no-mikoto is a god, a male deity of the Japanese religion of Shinto. He is one of the deities of Kasuga Shrine, Nara, Japan.

Sanagi island
Place : Shiwaku islands, Tadotsu town, Tadotsu County, Kagawa pref., Japan
Area : 1.83 km2
Mountain : Mt.Takato (248.52m)
Population : 146persons / 102families (2005年)

2012年10月7日 写真レポート

DSC_0259.JPG
早朝に集合し、まずはうどん屋さんで腹ごしらえ。
この日は、せとうち暮らしのメンバーと弾丸ツアーで、
6:55多度津港を出発し、7:50に佐柳島・長崎港に到着します。
帰りは10:00佐柳島・本浦港出発で、多度津港に10:50到着。
午前中には、もう家に帰って昼ごはんの準備ができる。島旅から一日がはじまるという、せとうち暮らしらしい一日でした

DSC_0263.JPG

DSC_0265.JPG

DSC_0268.JPG

DSC_0272.JPG

DSC_0273.JPG

DSC_0275.JPG
鯉のいるうどん屋。

DSC_0277.JPG
宮武讃岐製麺所

DSC_0280.JPG
高見島の漁船。この表示を見ると漁法や魚種がわかります。

DSC_0281.JPG

DSC_0282.JPG
多度津港から新なぎさに乗り込みます。

DSC_0283.JPG

DSC_0336.JPG

DSC_0344.JPG
三洋汽船、多度津~高見島~佐柳島、1996年2月竣工、86t、27.15m

DSC_0292.JPG

DSC_0295.JPG

DSC_0300.JPG

DSC_0303.JPG
斜面にはりつくようにみえるのは高見島の家々。

DSC_0310.JPG
高見島を経由して、

DSC_0328.JPG
船に揺られて1時間、佐柳島に到着しました。

DSC_0334.JPG
長崎港へ到着しました。佐柳島には、南に本浦、北に長崎という2集落があります。


DSC_0408.JPG
遠くのほうから鐘の音が聞こえてきます。

DSC_0407.JPG

DSC_0411.JPG
島の方にお話を聞くと、この年はお葬式があって参加できなかった方が多く、
年々、祭りを続けていくのも難しくなっているそうです。

DSC_0412.JPG

DSC_0420.JPG

DSC_0422.JPG

DSC_0423.JPG

DSC_0425.JPG

DSC_0437.JPG

DSC_0447.JPG

DSC_0448.JPGDSC_0459.JPG

DSC_0454.JPG

DSC_0457.JPG

DSC_0465.JPG

DSC_0468.JPG

DSC_0472.JPG

DSC_0475.JPG

DSC_0478.JPG
大漁旗に彩られた漁船。漁業は、マナガツオ・タコ・イカナゴ漁が中心だそうです。

DSC_0486.JPG
佐柳島の小学校の木造校舎。現在は、佐柳島自然体験センターという施設になっています。
海沿いにある映画に出てきそうな校舎です。
佐柳島(さなぎしま)の表記は、昔は「佐那岐」「佐名木」「佐奈木」「真木」「早凪」などとも書かれていたそうです。
名前の由来のひとつには、足利義満将軍が厳島に参拝する途中、強風を避けるために
この島に避難したことから「早凪(はやなぎ)」と呼んだことがはじまりという説があります。

DSC_0487.JPG

DSC_0490.JPG

DSC_0491.JPG

DSC_0493.JPG

DSC_0496.JPG

DSC_0503.JPG

DSC_0506.JPG

DSC_0510.JPG

DSC_0350.JPG

DSC_0358.JPG

DSC_0363.JPGDSC_0360.JPGたこ壷。

DSC_0381.JPGカラフルなベンチ

DSC_0386.JPG

DSC_0393.JPG香川県の有形民俗文化財に指定されているのがこの佐柳島長崎の埋め墓です。
場所:佐柳島(仲多度郡多度津町佐柳長崎 佐柳長崎地区)

DSC_0394.JPG

DSC_0396.JPG
塩飽諸島には、日本の埋葬の歴史を知る上で貴重とされている
「両墓制(りょうぼせい)」が残されているのですが、
島ごとに少しづつ風習や形態がことなっています。

佐柳島、志々島、高見島などに両墓制の墓地が残されています。埋め墓の上に霊屋を建てるという特徴があります。現在は火葬に切り替わっているが、墓地自体は使われています。佐柳島では現在でも埋め墓と参り墓を作ることが多く、両墓制が風習として現存しています。なお、佐柳島では埋め墓に霊屋は建てず木を削り出して作った人形を立てます。(Wikipediaより)

DSC_0398.JPG
佐柳島・長崎集落の「埋め墓(うずめばか)」は、
瀬戸内海に面したところに位置していることが全国的に見ても珍しいそうです。

DSC_0401.JPG

DSC_0305.JPG


大きな地図で見る

More from my site