ミゲル・ポベダは力強いスタートを切った。1993年にラス・ミナス全国カンテ・コンクール(ラ・ウニオン、ムルシア、スペイン)で圧勝、重要な4つの賞を獲得したが、その中でもランパラ・ミネーラ賞は待望の受賞だった。1956年にアントニオ・フェルナンデス・ディアス・フォスリートが達成した以外、このような偉業を成し遂げた者はいなかった。その上パージョ(非ジプシー)でカタルーニャ人、これまでアーティストのいなかった家系の出身ということで、いっそうの驚きであった。だが当時のミゲル・ポベダは駆け出しのアーティストではなく、少なくとも1988年から観客の前で、バイラオーラの姉、ソニア・ポベダのために歌い始めていた。ラス・ミナスでの受賞以降、彼は常に注目を浴びている。瞬く間に熟練し、伝統的かつ正統派の期待される若手カンタオールの1人であるが、新しい提案にも目を向けている。

  

参考:
Web oficial Miguel Poveda [Link]
esflamenco Miguel Poveda (ミゲル・ポベダ) [Link]
HMV Miguel Poveda(ミゲル ポベーダ) [Link]
HIROのフラメンコ公演レポート(β): ミゲル・ポベーダ [Link]
ミゲル・ポベーダ/静かなる大地 【パセオフラメンコショップ】 [Link]