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素敵な本です
新潮社
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花も文章も
生け花の美しさは器で決まる
生け花を知らない人にも伝わってくる。
素晴らしい
「私の花」から「無私の花」へ
目次 – 川瀬敏郎 私の花
色をいける
四季一生
花のゆくえ
私のすきなもの
私の花なげいれの心得パリ大学で映画や演劇を学び、帰国後、立花となげいれを基本に創作活動を展開している 「花人」川瀬敏郎の芸術作品を集めた決定版写真集。丹念に選ばれた花の美しさはもちろんだが、ルネ・ラリックをはじめとした器もまた美しい。色鮮やかなチューリップやあじさいで華やかな西洋の趣を表現したかと思うと、すかさず松・竹・梅を使った洗練された和の趣を見せる。わび・さびが重んじられる和の世界で、あっと驚くような華やかさを表現して見せるのは、この人の作品ならではの魅力だろう。苔を盛った器のなかから飛び出してくるつくしや、苔むした古木に咲く艶やかな桜を見ていると、そう思わずにいられない。前半で川瀬敏郎の美の世界を堪能した後は、「なげいれの心得」と題した後半で、川瀬敏郎の生け花の極意を学ぶことができる。器の選び方や花のため方(草木の枝や茎を物理的に曲げ、人工的な曲線を作ること)、花留めの方法など、著者独自の秘法を学ぶことができる。最後に、前半部分で紹介した作品の解説もあるので、同じように生けてみたい方は参考にするとよいだろう。amazon レビューより (土井英司)
参考:川瀬敏郎公式サイト
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