本日、2014年3月31日付けで、
4年間 勤めた四国経済産業局を辞めました。

誰一人として知り合いのいない四国に飛び込み、
「何のために自分は四国に来たのか」と自分に問いただした時、
慰めてくれたのは帰り道に毎日みてきた瀬戸内海の夕景でした。
そして前に進む力をくれたのは、地域のお祭りでした。

ひとりカメラ片手に夢中で四国や瀬戸内のお祭りや
美しい風景の写真をとって回った日々。
それを記事におこして発信しているうちに、
いまのせとうち暮らしのメンバーに出会い、
島や四国の地域に友人ができ、
それまでは、ただの「観光地」だった場所が
「神山のお父さん元気にしてるかな」とか
「五郷のお母さんたちのご飯おいしかったな」とか、
顔の見える土地になっていました。

顔がみえてくると愛着が湧いてくるのです。
そうして「ここにいたい理由」がみつかって、
気がついたらあっという間に4年も経っていました。
4年間あったいろんなことを振り返った時、
皆さんに伝えたいことはたったひとつ、
「感謝」です。本当にこの言葉につきます。

これまで、大変お世話になりました。
そして、これからもよろしくお願いいたします。
4月からは物語を届けるデザイナーとして、
これまで以上に、自分の足元に目を向け、
地域の皆さんに寄り添うように仕事をしていきたいと思っております。
ありがとうございます!

宮本常一とあるいた昭和の日本〈4〉中国四国〈1〉 (あるくみるきく双書)