高松OPA跡地に“屋台村”/5月3日オープン | 四国新聞

 高松市常磐町商店街にある旧高松OPA跡地に5月初旬、飲食店を中心とする商業施設が開店する。和洋中の店舗が屋台村風に並ぶ「ひろめ市場」(高知県)の高松版で、約40のテナントが入居予定。空き店舗問題に悩む同商店街で、集客の起爆剤にしたい考えだ。

 施設の名称は「高松いろは市場」で、5月3日にオープン予定。2004年に閉店したOPA跡地のビルの1階部分(床面積約2千平方メートル)を改装する。

 本家のひろめ市場の設立に携わり、現在、常磐町商店街でカフェを経営する岩目一郎さんが発案。ビルを所有する常磐興業(高松市)と、紳士服販売の一や(高知市)が事業体となり、今週中にも運営会社を設立する。改装費などは1億円程度を見込む。

 テナントは香川を中心に、神戸や高知など県外からも出店。店舗の9割は飲食関係で、骨付き鳥などのB級グルメ、スイーツ関連やビールバーなどを配置する。ライブができるミニステージのほか、雑貨などの物販ゾーンも設ける。5月のオープン時点では店舗の9割が開店し、残りは7月までに順次営業を開始する。

 高松常磐町商店街振興組合によると、現在、同商店街の空き店舗率は26%。高松市の補助制度の効果などで改善傾向にあるものの、依然苦戦が続いている。運営会社の代表に就く岩目さんは「駅が近く若者の人通りも多いなど、集客の条件はそろっている。新たなにぎわい創出につなげたい」と話している。

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参考:
高松OPA跡地に“屋台村”/5月3日オープン | 四国
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高松市男女共同参画センターブログ:常磐街に開店するという「高松いろは市場」