工業デザイナー 深澤直人 [Link]
NHK 課外授業ようこそ先輩
そういえば、去年10月に放送された、
NHK 課外授業ようこそ先輩 深澤直人さんの回を
年末、日本に帰った際にチェックしたのですが、面白かったのでメモ。
見逃した方は、こちらで、01 / 02 / 03。
番組:NHK 課外授業ようこそ先輩
日程:2007年10月20日放送
先輩:深澤直人 (工業デザイナー)
学校:甲府市立朝日小学校
ナレーション:YOU
子供たちと「Without Thought」のワークショップ。
普段、無意識のうちにしてしまうことを写真にとって集め、
最後にはその視点からプロダクトをデザインするというもの。
信号待ちの主婦が傘の柄にビニール袋をかけている。
その無意識の観察からうまれた、取っ手の先が凹んでいる傘。
家に帰宅した後、時計や鍵をテーブルに置き、部屋の明かりをつける
その無意識の観察からうまれた、お皿付きライト
自身がデザインした事例をみせながら、
アイディアのきっかけを発見する考え方、
つまり、頭の中にあるセンサーの使い方を伝える。
観察のテーマは、「考えずにやってしまうことを探す」。
その観察したポイントをもとに最終的にはプロダクトの模型までをつくる。
小学生には難しすぎるんじゃなかろかって最初は思ったのだけど、
思ってたよりじゃんじゃんでてくる、いい視点。
鍵いれだと分からない、環境に溶け込む鍵いれ
先端を太くした、自立する傘
背もたれに肘掛がついたイス
フラミンゴに見立てた傘
お客さんが待ち時間にみる、食品サンプル付きのメニュー
めくっても時計の部分だけ抜けてる、時計付きカレンダー
いろんなものを同時に掛けられる、ハリセンボンハンガー
最後には深澤さんが学校をみてまわって気になったモノを
写真リストにして子供にプレゼント。かなりの量。
こうしてみてると、深澤さんのアイディアって尽きないだろうな。
アイディアは自分の内側にあるんじゃなくて、外側にある。
子供がデザインしたオムライス型のメニューを見て
深澤さんが言った「この子は幸せのかたちを知っている」という言葉が印象的。
幸せを運ぶデザイン
> 深澤さんから子供たちに出された課題は、「人々の普通の生活を観察し、
> 使う人がちょっとだけ幸せになれるデザインを考えよう!」
> みんな校内や、近くの食堂と甲府の街へくり出しました。
> あるグループはスーパーへ買い物客を観察。
> 買い物カゴをじーっと見つめてアイデアを考えます。
> アイデア、アイデア…。深澤さんからの超難解課題に困惑した2日間でしたが、
> 悩み過ぎた結果にピカっとひらめいたアイデアに、
> 深澤さんもスタッフも「絶対コレ欲しい!」
> と思わず叫んでしまうアイデアがいっぱいでした。
> 「深澤直人のデザイナー教室」には商品化して欲しいモノいっぱいあります。
参考:
深澤直人 – Wikipedia [Link]
デザイン家電、春の陣。|深澤直人~ニッポン・プロダクトデザイン [Link]
±0 plus minus zero [Link]
なぜ”溶けかけた飴”なのかデザイナー、深澤直人氏が語る INFOBAR 2 [Link]
深澤直人の「ようこそ先輩」 – えほん坊や。 [Link]
茂木健一郎 クオリア日記: わかったこととわからないことの比率 [Link]
Seeds of Design! 課外授業ようこそ先輩 [Link]
深澤直人さんの事務所から届きましたので、皆さんにもお知らせします [Link]
テツタロウ
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