直島に最初に訪れたのは学生時代でした。
それから10年以上経って四国に移住し、
島の雑誌「せとうち暮らし」との出会いもあっていろんな島を旅してきましたが、
なぜか直島はあまり行くことはありませんでした。
たぶん無意識のうちに「つくられた島」というイメージがあって、
わざわざ私が物語を届ける必要もないかなとどこか思っていたのかもしれません。
それでも今回、せとうち暮らしの特集コーディネートを務めさせて頂いて
あえて直島を選んだのは、もっとも有名な島でありながら、
それでも目をこらしたら、まだまだ知られていない物語があると思ったから。
知られすぎている島だからこそ、新しい視点を提供する意義があるかもと思ったからです。
直島に何度も通い、島人たちとの繋がりをつくってくれてきた
旅するライター山下亜希子さんや、
考古学の視点から島の歴史を紐解いてくれる乗松真也さんをはじめとする
強力なサポートのおかげで間違いなく、今までにない新しい直島像をお届けできると思います。
何より、私自身がこれまでの事前調査で直島を好きになっています。
3月中旬、瀬戸内国際芸術祭2013 開幕にあわせて発売予定の
せとうち暮らし10号、お楽しみに!
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