全国に二つある漆芸研究所のひとつは香川県にあります。
日本を代表する漆芸の地、香川県の島を舞台に、
讃岐漆芸を贅沢に施した建築という前代未聞のプロジェクトが動いています。
漆の家プロジェクトがはじまって3年目ということもあり、
これまでの経緯をまとめようと、座談会が開かれたので行ってきました。
3月20日から開催予定の瀬戸内国際芸術祭にむけて、さらにいい空間に仕上げている工事の最中でした。
島のお母さんがおんば(乳母車)を押しながら、
上り下りしている急な坂道を進むと漆の家があります。
漆の家は、壁面や天井など建築のいたるところに讃岐漆芸が生きています。
そのなかでも特に床に漆を使うというのは、とても珍しいのだそうです。
漆の家では、靴を脱いでその感触を堪能できます。
その他にも様々な技法が建築の隅々に施されています。
ぜひ、スタッフに聞いてみてください。丁寧に教えてくれると思います。
瀬戸内に移住してきた三年前、最初に頂いたお仕事がこの漆の家でした。
実はこのお仕事がきっかけで、
いろんな方に声をかけていただきあっという間に瀬戸内生活三年目を迎えようとしています。
お声をかけてくださった紫牟田さん・三井さんにとても感謝しております。
座談会の様子は、年度末に向け制作中の漆の家の冊子をお楽しみに。
3月20日開幕の瀬戸内国際芸術祭の時には皆さんのお目にかかれるはずです。
写真撮影と企画の取りまとめは、男木島に惚れ込んで移住してきた小倉快子さん、
私はデザイン周りを担当させて頂いております。いい冊子にしたいです!
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