Googlezon=Google+Amazon – EPIC2014


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EPIC2014

GoogleやAmazonやWikipediaなど
情報技術が社会基盤として浸透していく過程について考えていたので、
2004年頃のネタですが、あれから3年たっていろいろと見えるものもみえてきたし、
無理やりなところは盛りだくさんだけど結構面白いので、改めてメモしておきます。
「EPIC2014」とは、Robin Sloan とMatt Thompsonが作成した、
インターネット・メディアの未来を予測した映像です。
ブログやSNSなど2004年までに登場した情報技術の流れを踏まえ、
2014年までにEPIC(Evolving Personalized Information Construct)と名づける
「パーソナライゼーション型メディア」が現れると予測し、話題となりました。
このコンテンツが社会に浸透しコンテクストになるプロセスやプロトコルについては、
“10+1 No.42 グラウンディング”に書いた話のつづきなのですが、
ここで話すと長くなるのでそれについてはいつかまた。
難しいのは、
「どうしたら都市や社会のプラットフォームとして機能するものをつくることができるのか」
というテーマを考えるときに、
時代の流れにそってそうしたプラットフォームが既存のコンテンツを継承しながら
生まれる必然的な場合と、
まったく現在のある社会基盤、都市文脈にとって異質なコンテンツであっても、
時間が経つといつのまにかコンテンツがコンテクストになる場合がよくあるという点だ。
と自分でここに書きながら意味わかんなーい。という人はごめんなさい。
それについてはわかりやすく整理整頓できたらまとめます。
エッフェル塔ができた時に、文学者のギ・ド・モーパッサンは
パリの中でいまいましいエッフェル塔を見なくてすむ唯一の場所だからという理由で
エッフェル塔1階のレストランによく通ったという逸話があるくらい、
完成当初、パリ市民には忌み嫌われていた。
それがいまや、エッフェル塔に向かって窓を穿つ建物が建てられるのは、
エッフェル塔が都市の文脈として浸透したことを意味する。
簡単に言うと、完成当初パリ市民の猛反対をうけたエッフェル塔でも
都市の文脈(コンテクスト)となりうるということが含む問題。
それが起こりうるから新しく起こった公共性の強い建築や情報技術が
社会や都市基盤として浸透するかどうかの判断は難しい。
この問題については、もうちょっと考えたい。以下の動画は、2015年版。

 > 最良の、そして最悪の時代。
 > 2014年、人々は前世紀には考えられなかったほどの膨大な情報にアクセスできるようになる。
 > 誰もが、何らかの形で貢献をする。
 > 全員が刻々と変化する生きたメディア空間に参加するのだ。
 > しかし、マスコミは姿を消してしまった。
 > ”第四の権力”は衰退する運命にあり、
 > 20世紀的なニュース機関は結果的にはそれほど遠くない過去の残留物となった。
 > 2014年への道は、20世紀半ばにさかのぼる。
 > 1989年、スイス・ヨーロッパ粒子物理学研究所 (CERN)の
 > コンピュータ・サイエンティスト、ティム・バーナーズ-リーは、
 > ワールドワイドウェブ(WWW)を考案した。
 > 1994年、アマゾン・コムが設立される。
 > 若き創設者の夢は、すべてを売ることだった。
 > のちにインターネット販売の標準になるアマゾンのモデルは、
 > 店が個人のお勧め商品を自動的に教えてくれる
 > レコメンデーション・システムの上に成り立っている。
 > 1998年、2人のスタンフォードのプログラマーがグーグルを生み出した。
 > そのアルゴリズムはアマゾンのシステムと似ており、
 > リンクをレコメンデーションとして捉える。
 > この土台が世界でもっとも強力な検索エンジンを始動させる。
 > 1999年、TiVoは、テレビを時間帯とコマーシャルの束縛から解放することで、
 > テレビを変える。元に戻ろうとする人は、ほとんどいなかった。
 > この年、パイラ・ラボと呼ばれるネット新興企業が、
 > 個人の情報発信ツール「ブロガー」を発表する。
 > 2002年、フレンドスターが開設される。何十万人もの若者が登録に殺到し、
 > 彼らの生活や趣味、また人間関係に関する驚くほど詳細な情報を共有する。
 > また、この年にはグーグルはニュース・ポータルの「グーグルニュース」を開設。
 > ニュース機関は反則だと叫んだ。グーグルニュースのすべては、コンピュータにより編集される。
 > 2003年、グーグルはブロガーを買収。グーグルの計画は謎だったが、
 > 彼らがブロガーに興味を持ったのには理由がある。
 > 2003年は、ブログの年である。
 > 2004年は、すべてが始まった年として記憶に残ることだろう。
 > 「リーズン・マガジン」誌は、各購読者が住む家の衛星写真を表紙にし、
 > 各人の好みにカスタマイズされた内容を掲載した号を発行した。
 > ソニーとフィリップスは世界初の大量生産向け電子ペーパーを発表。
 > グーグルは、各ユーザーに1GBの無料スペースを提供する「Gメール」を発表。
 > マイクロソフトは、カスタマイズ可能なニュース・ポータル「ニュースボット」を発表。
 > アマゾンは、グーグルの技術をもとに構築し、
 > アマゾンのレコメンデーション・システムとも統合した検索エンジン「A9」を発表。
 > そして、グーグルが上場する。
 > グーグルは、新たな資本をもとに大規模な買収を行う。グーグル、TiVoを買収する。
 > 2005年 ー グーグルの動きに呼応して、マイクロソフトはフレンドスターを買収。
 > 2006年 ー グーグルはサービスのすべてを統合する。
 > 同社は、TiVo、ブロガー、Gメール、グーグルニュース、
 > そして検索関連のすべてを統合し、
 > あらゆる種類のメディアを保存・共有するための
 > 無限大のストレージ容量と帯域幅を提供する万能プラットフォーム
 > 「グーグル・グリッド」を発表。常時つながっており、
 > どこからでもアクセスできる。各自でプライバシー保護レベルを設定し、
 > コンテンツを安全に保存したり、外部に公開することができる。
 > 誰にとっても、メディアを作り出すと同時に消費することがこれほど簡単にできたことはなかった。
 > 2007年 ー マイクロソフトは、グーグルの増大する挑戦に対して、
 > ソーシャル・ニュース・ネットワークおよび
 > 参加型ジャーナリズムのためのプラットフォーム「ニュースボットスター」を発表。
 > ニュースボットスターは、ユーザーの友人や同僚が何を読んでいるか、
 > 見ているかを基準にニュースの順位づけや選別を行い、
 > 仲間が見ているものに対して誰もが自由にコメントできる。
 > この年、ソニーの電子ペーパーは、本物の紙よりも安くなり、
 > ニュースボットスターを閲覧するツールとしての第一候補となる。
 > 2008年は、マイクロソフトの野望に挑戦する提携が生まれる。
 > グーグルとアマゾンが合併し、グーグルゾンが設立。
 > グーグルは、グーグル・グリッドと最高の検索技術を、
 > アマゾンはソーシャル・レコメンデーション・エンジンと巨大な商業インフラを提供し、
 > 1人ひとりの人間関係、属性、消費行動、
 > また趣味に関する詳細なナレッジを把握することで、コンテンツ、
 > そして広告の包括的なカスタマイズを実現する。
 > 2010年のニュース戦争は、実際のニュース機関が参加しなかったという点が特筆すべきだ。
 > グーグルゼンはついに、ソフトウェア巨人のマイクロソフトも対抗できない手を打ってきた。
 > 新アルゴリズムを使い、グーグルゾンのコンピュータは、
 > あらゆる情報ソースから事実や文章を抜き出して、
 > それらをふたたび組み合わせることで、新しい記事を動的に作り出す。
 > コンピュータが、各人に向けて記事を書くのだ。
 > 2011年、眠れる第四の権力は、最初で最後の抵抗をするために目をさます。
 > ニューヨーク・タイムズ・カンパニーは、グーグルゾンの事実抽出ロボットが
 > 著作権法に違反するとして、同社を提訴する。この裁判は最高裁まで進み、
 > 2011年8月4日、グーグルゾンは勝訴する。
 > 2014年3月9日、グーグルゾンは「EPIC」を公開。
 > 我々の世界へようこそ。
 > この”進化型パーソナライズ情報構築網(EPIC)”は、
 > 雑多で混沌としたメディア空間を選別し、秩序立て、
 > そして情報配信するためのシステムである。
 > ブログの書き込みから携帯カメラの画像、映像レポート、
 > そして完全取材にいたるまで、誰もが貢献するようになり、
 > その多くが対価を得るようになる。記事の人気度により、
 > グーグルゾンの巨額の広告収入のごく一部を得るのだ。
 > EPICは、消費行動、趣味、属性情報、人間関係などをベースに、
 > 各ユーザー向けにカスタマイズされたコンテンツを作成する。
 > 新世代のフリーランス編集者が次々と生まれ、
 > 人々はEPICのコンテンツを選別し優先順位をつけるという能力を売るようになる。
 > 私たちのすべては多くの編集者を購読するようになる:EPICでは、
 > 彼らが選んだ記事を好きなように組み合わせることができる。
 > 最高の状態では、EPICは、見識のある読者に向けて編集された、
 > より深く、より幅広く、より詳細にこだわった世界の要約といえる。
 > しかし、最悪の場合、多くの人にとって、EPICはささいな情報の単なる寄せ集めになる。
 > その多くが真実ではなく、狭く浅く、そして扇情的な内容となる。
 > しかし、EPICは、私たちが求めたものであり、選んだものである。
 > そして、その商業的な成功は、報道倫理のためのメディアと
 > 民主主義をめぐる議論が起こる前に実現した。
 > 2014年の現在、ニューヨーク・タイムズ紙は、
 > グーグルゾンの支配に対する精一杯の抵抗として、オフラインとなった。
 > タイムズ紙は、エリート層と高齢者向けに紙媒体のみを提供するようになる。
 > しかし、ほかにも進むべき道は、おそらくあっただろう。
 > dSb :: digi-squad*blog: 「EPIC 2014」日本語訳より
参考:
グーグル・アマゾン化する社会 森健 (Amazon.co.jp) [Link]
グーグルやアマゾンも――ソフトウェアの領域 (ITmedia エンタープライズ) [Link]
D4DRナレッジオピニオン:EPIC2014 日本語字幕版 [Link]
ised@glocom – EPIC2014 [Link]


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