お店の前に馬がいたら似合うだろうな。美しい洋風建築と庭の老舗喫茶店『馬区(ばく)』。洋風な瓦屋根やアーチ型の窓、アンティークの棚やランプなど、建物やインテリアがとてもいい雰囲気のお店。

馬区(バク)
住所:香川県東かがわ市馬篠333-7 [Google Map]
電話:0879-24-0872
時間:10:00~18:00
定休:木曜日

BAKU
Address : 333-7 Umashino, Higashi-kagawa city, Kagawa pref., Japan [Google Map]
Tel : 0879-24-0872
Time : 10:00~18:00
Closed : Thursday


素敵な建物


馬区


店内の内装もいい雰囲気です。


アンティークのランプ


庭と駐車場の間に築山がつくられており、窓から駐車場や道路がみえないようになっている。さりげないことですが、ここの建物やお庭を手掛けた方の美意識の高さに驚かされます。


砂糖の瓶


ハンバーグランチ。サラダとスープとライスが付きます。


カラフルなパプリカなど野菜もあって嬉しい


ドライカレー


アンティークの椅子。教会で使われていたものでしょうか。


珈琲ゼリー


窓の形も可愛くて素敵。架けられているカーテンの柄が馬。


天井が高い


アンティークの棚


窓辺のランプ


1980年 BAKU

ちなみに、お店があるのは香川県東かがわ市の『馬篠(うましの)』という場所です。地名の由来は、源平合戦のときに源氏が兵馬を休めたことにちなんだものと言われています。お店の名前、馬区(ばく)となにか関係があるのでしょうか。気になるところです。馬篠は国道沿いに『うましの休憩所』がありますが、実際に昔のように馬が主要な交通手段だった時代だったら、お店の前で馬を休ませたらとても似合うだろうなと妄想して楽しみます。

馬区(バク)
住所:香川県東かがわ市馬篠333-7 [Google Map]
電話:0879-24-0872
時間:10:00~18:00
定休:木曜日

BAKU
Address : 333-7 Umashino, Higashi-kagawa city, Kagawa pref., Japan [Google Map]
Tel : 0879-24-0872
Time : 10:00~18:00
Closed : Thursday

おおち夜話 歴史と民話 – 東かがわ市

馬篠(うましの)

今から783年前の元暦2年2月、源氏軍の義経は、屋島の平家を奇襲して討つため阿波勝浦から一挙に大坂山を越えて讃岐に入り、引田の馬宿、さらに息もつかせず海岸づたいに丹生(にぶ)の海岸まできました。

そして小休止。兵馬を休めるよい場所をさがしました。おりよく、海辺の篠竹(しのたけ)の竹 やぶがあったのでここで、馬をかくして兵は食事をとったり、これからの合戦の用意をしました。

これから源氏軍は二隊に別かれ、本隊の五十八騎は南の田面峠から牟礼へ、支隊の三十八騎は西方、海岸線で志度から牟礼の総門に進軍しました。

この篠竹の広い竹やぶで源氏の兵馬が休んだところから”馬篠”という地名がつきました。篠竹という竹は、葉がこまかくて竿(さお)が細く、高さは三メートル以上あります。篠原、篠塚、篠田という苗字も、この篠竹の由来によって起った姓です。(昭和43年3月)