瀬戸内国際芸術祭で賑わう瀬戸内の島々で、また面白そうなプロジェクトがはじまりました。
その名も「瀬戸内デジタルアーカイブプロジェクト」
参加者はどなたでも自由。島々でみつけた
綺麗な風景や美味しいものをGoogle+などGoogleの様々なツールを使って共有しませんか。
Very interesting project “Setouchi Digiral Archive Project” stated at Seto Inland Sea, following the Setouchi International Art Festival.
8月3日(土)に小豆島・坂手港のeiカフェ周辺で開催されるイベントでは、
第一線で活躍する写真家の若木信吾さんや森本菜穂子さんから、
地域を編集し・届けるということを実践を通して学ぶことができます。
お店の発信でもなんでも、地域で情報発信したいと思っている方は
この機会にぜひワークショップにご参加ください。
夜のトークイベンは、
Googleのハングアウトというビデオチャットの技術をつかって、
島々や四国を多点中継するという新しい試みが行われます。
無料なので、こちらもあわせてどうぞ。
The workshop and talk event will take place near ei cafe at Sakate port, Shodo island, Seto Inland Sea, Japan. You can learn editing skills from professional photographer Mr. Shingo Wakamatsu and Ms. Naohoko Morimoto with Google technology. At the night event, they will make a new departure that islands in Seto Inand Sea will connect with Google technology “Hangout”.
瀬戸内 デジタル アーカイブ プロジェクト
Good Neighbors College x Setouchi Digital Archive Project日程:2013年8月3日(土)
場所: ei 1F(ワークショップ) / ei cafe 2F (トークライブ)
(香川県小豆郡小豆島町坂手甲1847/坂手港から徒歩1分)【ワークショップ:Good Neighbors College】
時間:10:00~18:00頃まで (途中休憩あり)
講師:若木信吾/森本菜穂子
募集人数:10名~20名
参加費:1,000円【トークライブ:みんなでつくる瀬戸内案内 】
時間:19:00~開場、19:30~スタート
参加費:無料(着席は先着順・ドリンク代別途)
お問合せ・申込:瀬戸内デジタルアーカイブ・プロジェクト事務局
メール:sdap2013@gmail.com
Good Neighbors College x Setouchi Digital Archive Project
Date : 3rd August 2013
Place : ei 1F(workshop) / ei cafe 2F (talk live)
Access : 1 min from Sakate port, Shodo island.
(1847 Sakate Shodoshima town, Shozugun, Kagawa pref., Japan)【Workshop:Good Neighbors College】
Time:10:00-18:00
Teacher : Photographer Shingo Wakagi / Nahoko Morimoto
Head-count:10~20people
Participation fees : 1,000yen【Talk Live: making a guide map together 】
Time:19:00~open、19:30~start
Participation fees : Free
Contact:Setouchi Digital Archive Project
Mail : sdap2013@gmail.com
世界的な大企業Googleの強力な技術的なサポートのもと、
Google+ や Google Maps や Youtube など
Googleのさまざまなサービスを駆使して、瀬戸内海の島々の風景や文化を未来に届けるプロジェクト
「瀬戸内デジタル アーカイブ プロジェクト」がはじまりました。
This project “Setouchi Digital Archive Project” supported by Google is aimed at making digital archive of landscape and culture of islands with Google’s technologies like Google+, Google Maps, Youtube and stuff.
印象的に、同じSNSとしては
香川県では圧倒的にFacebookユーザーが多いのですが、
Google+のコミュニティ機能は、「すべり台」や「猫写真」など
特定のテーマにそってみんなで写真や動画をコレクションするのに向いているサービスで、
Facebookとはまた違った楽しみ方があると思います。
また、欧米のユーザーが圧倒的に多いことから、
いい写真や動画があれば、多くの海外からのリアクションがあるのもGoogle+の魅力です。
Although there are so many Facebook users in Kagawa pref., Japan, interesting point of Google+ is community function. You can find funny collection in Google+ communities like “slides in park” and “cat lover”.
瀬戸内の島々の物語をお届けしている「物語を届けるしごと」も
このプロジェクトにサポーターとして参加させて頂いております。
そして今回、「せとフォト」というGoogle+のコミュニティを公開しました。
みなさんからの素敵な投稿、お待ちしてます!
一緒に、瀬戸内の風景を世界に発信し、未来に残しましょう。
In this project, we made a community “seto photo” for digital archives of islands in the Seto Inland Sea. Let’s put out the information of islands on the Google+ community.
「Google+、気になってるけどまだなんかよくわからないんだよね」とか
「瀬戸内の島、一度行ってみたい」とか
「島の写真や動画がいっぱいハードディスクのなかに眠ってます」
という方はこの機会にぜひ、参加してみて下さい。きっと、新しい世界が広がりますよ。
Why don’t you apply with your photos taken from your unique perspective that present what your family or community want to tell the people of the future, and inherited culture of islands in Seto Inland Sea?
写真:物語を届けるしごと ≫ 島の神様に捧げるお祭りが消えてなくなるかもしれない。女木島 住吉神社大祭
写真:物語を届けるしごと ≫ 歌舞伎の島、小豆島に江戸時代から続く農村歌舞伎 – The village kabuki performance in Shodoshima.
イベントレポート
瀬戸内の風景や文化の記録をみんなでつくっていこうという「瀬戸内 デジタル アーカイブ プロジェクト」
8月3日、小豆島の坂手で映像のワークショップが行われました。
皆さん、カメラ片手に坂手のお店を取材し、iPhoneのアプリなどで編集し、
それを地図に貼り付けるまでの一連の作業を実践を通して学びました。
ワークショップの会場は、坂手港にあるei。
「ei(えい)」とは、小豆島弁で「良い」を意味する言葉です。
デザインは、「UMA / design farm」の原田祐馬さんと 「MUESUM」多田智美さん
今回のワークショップの講師、写真家・映画監督の若木信吾さん。
まずは、お手本としてeiの運営をしている
坂手住民有志のまちおこしグループ「んごんごクラブ」代表の久留島博さんに取材。
ちなみに「んごんご」とは、小豆島の方言で蝉の幼虫のことです。
どんなお店か、どんなものを扱っているかなど、取材と撮影をします。
撮影しているのは、もうひとりの講師 森本菜穂子さんです。
森本さんには、技術的なことなどいろいろとサポートしていただきました。
建物の外観も撮影します。
ポイントはひと通りの撮影・編集をスマートフォンで行なっているところです。
大きなカメラや編集機材がなくても、
地域の人達が自分たちの手で自分達の地域のことを映像で伝えることができます。
ここから2人1組になって、
坂手のまちにある喫茶店や釣具店などを取材します。
私たちのチームは2階にある人気のカフェ「eiカフェ」を取材することになりました。
地元の野菜などできるだけ小豆島の食材をつかっているそうです。
お素麺は真砂喜之助製麺所さん、ダシは正金醤油さんの八方だしなど。
小豆島は食材の宝庫でありながら、消費地に出荷してしまうものが多く、
観光客むけに食べられるお店はそれほど多くはないので、
こういうお店ができるのはとても嬉しいですね。
いつも、お花を持ってきてくれる地元の方がいらっしゃるそうです。
ドリンクもいろんな種類があって、どれも美味しかったです。
個人的には夏にぴったりのモヒートが好きです。
先日、AERAのU25にも掲載されていた
小豆島に移住した絵師 岡村美樹さんの作品。
小豆島・坂手港。ヤノベケンジさんの「スター・アンガー」と釣りをする地元の方。
芸術祭で賑わう、瀬戸内海の島々ですが、
こうした島の日常がみられるのも見どころのひとつです。
映像の編集には、iPhoneの人は「iMovie」というアプリを使用します。
最後の仕上げは、完成した映像をYoutubeにアップし、
GoogleMapsに貼り付ける作業です。
現状は、Youtubeの貼り付けコードを少し加工しないと、
そのままGoogleMapsの貼り付けてもうまく表示されません。
より大きな地図で グッドネイバーズカレッジのホームタウン案内マップ を表示
そして、こちらが完成した地図。地図のピンをクリックすると、
皆さんが取材・作成した映像をみることができます。
最後に、ランドスケーププロダクツの岡本仁さんからコメントをいただきました。
岡本さんは「BRUTUS」「relax」「ku:nel」等に携わった伝説的な編集者さんで、
「ぼくの鹿児島案内」に続き、「僕の香川案内」という本が出版予定です。
よい隣人(Good Neighbors)がいると旅人は地域をより深く楽しむことができ、
よい隣人(Good Neighbors)が訪れると自分の住んでいる地域の新たな一面に気付かされます。
このワークショップで得た技術をもって、私も物語を届けるしごとにおいて、
四国・瀬戸内のよき隣人でありたいと思います。
参加くださったみなさま、ありがとうございました!
夜の離島をつないだトークライブの様子は、
また後日公開いたしますので、お楽しみに。
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