三越デパートの包装紙や、上野駅・香川県庁舎の壁画など、
多くの人が眼にしたことのある香川生まれの画家・猪熊弦一郎さんの特集が
NHK新日曜美術館で放送されます。

写真家のホンマタカシさんや漫画家の辛酸なめ子さんなどが
猪熊さんの魅力を紹介するそうです。


所蔵:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 (c)公益財団法人ミモカ美術振興財団
《題名不明》 1987年


香川県庁舎の壁画。太陽と月を題材とした壁画「和敬清寂」。


建築設計は丹下健三さん。

眼で見たカタチがアートに変わる! 猪熊弦一郎|NHK 日曜美術館

番組:NHK Eテレ 新日曜美術館
日程:2014年2月2日(日) 9:00~10:00
再放送:2014年2月9日(日) 20:00~21:00

出演:
 ホンマタカシさん(写真家)
 辛酸なめ子さん(漫画家・コラムニスト)
 木島俊介さん(美術評論家)

老舗デパートの包装紙、上野駅の大壁画、大劇場のステンドグラスなど、多くの人が一度は目にしたことのある印象的なアートを生み出してきた猪熊弦一郎(1902−1993)。猪熊の作品の特徴は“カタチ”のおもしろさにある。モチーフを動物や人間、ビルやオモチャといった生活の身近なところから見つけ出し、具象でも抽象でもない猪熊流の斬新なタッチでアートへと変えていく。その凄さはカタチの捉え方が並外れていることだ。
フランス、東京、ニューヨークと世界的に活動してきた猪熊。フランスではマティスを訪ね、「お前の絵はうますぎる」と批判的に言われ、「自分にしか描けない新しい世界」を探求し始める。
50歳を過ぎニューヨークへ渡り、そこで目にした高層ビルや道路といった身近なカタチに刺激を受け、そのカタチをアートに変えるという世界でも類のない“猪熊流”の芸術を生み出していく。
そんな猪熊に強い関心を寄せているのがホンマタカシ。現代の日本を代表する写真家だ。2年前に、猪熊が集めていた“物”の写真集も撮影。今回、上野駅の壁画など、猪熊の作品を撮影。ファインダーを通して、猪熊芸術と向き合う。
ホンマ以外にも独自の切り口で漫画やコラムを発信し続ける辛酸なめ子、そして猪熊と交流の深かった美術評論家の木島俊介が、独自の目線で、猪熊の“自由なカタチ”を掘り下げ、魅力の秘密に迫っていく。

Genichiro Inokuma, Abstract Painter, 90 – New York Times

Genichiro Inokuma, a Japanese painter who lived in New York from 1955 to 1975, died last Monday at St. Luke’s International Hospital in Tokyo, the Kyodo News Service reported. He was 90.

Mr. Inokuma became known in the United States for abstract paintings he did while living in New York. Earlier in his career, he made a name in Japan for figurative works.

Mr. Inokuma was born in the port of Tagamatsu, studied art at what is now the Tokyo National University of Fine Arts and Music and achieved recognition in his country at an early age. From 1938 to 1940, he lived in France, where he was counseled by Matisse and got to know Picasso.

He moved back to Japan from New York after suffering a stroke. In later years, he divided his time between Japan and Hawaii. A museum of his art opened in 1991 in Marugame, not far from his birthplace.

いのくまさん

猫―クラフト・エヴィング商会プレゼンツ

物物

谷口吉生「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館・図書館」―建築を見る (エスキスシリーズ)

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