阿波国(徳島県)の人形浄瑠璃に欠かせない人形師、天狗久(てんぐひさ)を描いた特別映像「人形師天狗久~阿波木偶箱まわし、面劇、阿波人形浄瑠璃~」。Youtubeで公開されいます。この度、写真撮影担当としてプロジェクトに参加させていただきました。

人形浄瑠璃に欠かせない人形師の筆頭が、初代・天狗久(吉岡屋久吉)。明治20年代に、人形の頭の大型化や硝子目の採用など舞台で映える頭を工夫し、1943(昭和18)年に亡くなった86年間の生涯を通じて、千体を超える頭を手掛けたと言われています。大阪の文楽や阿波人形浄瑠璃で使われる頭、箱まわしの頭、そして、花之屋花奴の依頼による面劇のための面の制作も手掛けました。

今回、作家・宇野千代の『宇野千代聞書集』に収録されている「天狗屋久吉」から、宇野が天狗久の人形に出会い、その工房を訪ねて聞き書きした語りを下敷きに映画化。大駱駝艦主宰・舞踏家で俳優の麿赤兒さんが天狗久を演じ、職人としての生き様、そして天狗久が制作した人形や面が使われる徳島ならではの豊かな芸能を映像に収めています。(NOBODY KNOWS Online Video / Event Screening TOKUSHIMA | 2021)

The most important puppet maker for Ningyo Joruri is the first Tenguhiisa (Yoshiokaya Hisakichi). In the 20s of the Meiji era (1887-1896), he devised a head that shines on the stage, such as enlarging the head of a puppet and adopting glass eyes, and it is said that he worked on more than 1,000 heads throughout his 86 years of death in 1943. He also worked on the heads used in Bunraku and Awa Ningyo Joruri, the heads of Hakomawashi (performing on the roadside), and the masks for the request of Hananoya Hanayakko.

This time, from “Tenguya Hisakichi” recorded in the writer Uno Chiyo’s “Uno Chiyo Collection”, Uno met a doll of Tenguhisa and made a movie based on the story she wrote by visiting his studio. Maro Akaji, an actor and dancer who presides over Dairakudakan, plays Tenguhisa, and captures the life as a craftsman and the rich performing arts unique to Tokushima with using the puppets and masks produced by Tenguhisa.

NOBODY KNOWS | 徳島「人形師天狗久~阿波木偶箱まわし、面劇、阿波人形浄瑠璃~」 – Youtube

NOBODY KNOWS Online Video / Event Screening TOKUSHIMA | 2021

オンライン配信・イベント上映

藍が育てた徳島の芸能がつまった特別映像
「人形師天狗久~阿波木偶箱まわし、面劇、阿波人形浄瑠璃~」
徳島県

日本遺産「藍のふるさと 阿波〜日本中を染め上げた至高の青を訪ねて〜」より、人形師・天狗久と阿波の芸能にスポットを当てた映像を制作。藍商の繁栄を通して花開いた徳島ならではの人形文化と、その立役者となった作家の魂を伝える特別映像を配信・上映します。

オンライン配信
配信期間:2022年3月5日(土)11:00~配信中※期間延長
料金:無料
映像公開先:NOBODY KNOWS YouTubeチャンネルにて配信 https://www.youtube.com/c/NOBODYKNOWS-tours
#徳島ニューノーマル映像祭での上映
上映:2022年3月5日(土)11:00
会場:徳島県文化の森総合公園 イベントホール
出演:天狗久:麿赤兒
語り:高泉淳子
阿波木偶箱まわし保存会:中内正子、南公代
阿波人形浄瑠璃:勝浦座
面劇:藤間直三
太夫:竹本友和嘉、竹本友廣
三味線:鶴澤友勇、鶴澤友輔
監督・編集:栂岡圭太郎
台本・演出:鈴木英一
構成・演出:花柳源九郎
音楽:竹花加奈子

藍が育んだ徳島の芸能と人形師・天狗久
徳島を東西に流れる吉野川は、毎年のように氾濫する「暴れ川」として知られる一方、その見返りのようにして、阿波の地へ山間の肥沃な土を運び続けました。その土が質のよい阿波藍を育て、江戸時代には全国の市場を席巻しました。徳島は、こうした阿波藍による経済力や、藍の取引を通じた全国各地との交流を背景に、やがて人形浄瑠璃や阿波踊りなどが盛んな「芸所」へと発展していきます。各地に残る藍屋敷とともに育まれた文化は、日本遺産「藍のふるさと阿波~日本中を染め上げた至高の青を訪ねて~」に認定されています。

16世紀末に淡路で生まれたとされる人形浄瑠璃は、1615年、淡路を加増(かぞう)された阿波国主により保護・奨励され、徳島に広まっていきました。吉野川流域では、徳島藩主や藍商人の後ろ盾を得て、淡路の人形座が小屋掛けの仮設舞台で頻繁に興行を行い、ほどなく県南の山間地域にまで広まっていきます。そこでは村人たちが負担しあって神社の境内に舞台を建て、人形座をつくり、春秋の祭りに鎮守の神へと人形浄瑠璃を奉納しました。明治時代には徳島県内に70 以上の人形座があったとされ、現在も愛好団体が多く、農村舞台や阿波十郎兵衛屋敷などで定期的に上演されています。

人形浄瑠璃に欠かせない人形師の筆頭が、初代・天狗久(吉岡屋久吉)。明治20年代に、人形の頭の大型化や硝子目の採用など舞台で映える頭を工夫し、1943( 昭和18)年に亡くなった86年間の生涯を通じて、千体を超える頭を手掛けたと言われています。大阪の文楽や阿波人形浄瑠璃で使われる頭、箱まわしの頭、そして、花之屋花奴の依頼による面劇のための面の制作も手掛けました。

今回、作家・宇野千代の『宇野千代聞書集』に収録されている「天狗屋久吉」から、宇野が天狗久の人形に出会い、その工房を訪ねて聞き書きした語りを下敷きに映画化。大駱駝艦主宰・舞踏家で俳優の麿赤兒さんが天狗久を演じ、職人としての生き様、そして天狗久が制作した人形や面が使われる徳島ならではの豊かな芸能を映像に収めています。

天狗久資料館(徳島市)
明治・大正・昭和の3時代にわたり活躍した人形師・天狗久。天狗久資料館は、初代及び3代目天狗久が並んで仕事をしていた1935年頃の工房の様子を再現しています。2002年、天狗久3代が使用した人形製作用具及び製品などが国の重要有形民俗文化財に指定され、館内にはこれらの資料も展示されています。
https://www.awanavi.jp/spot/20315.html

藍屋敷 武知家住宅(石井町)
吉野川南岸の平野部に建つ藍屋敷。武知家は、江戸時代の享保11年(1726)に地元の百姓元兵衛が別家して天満屋元兵衛を名乗り初代となって以来、現在まで藍染料を製造・販売する藍師・藍商の家です。現在の屋敷は、嘉永4年(1851)から明治9年(1876)まで25年の歳月を費やして完成されたものといわれています。徳島県産の青石を積み上げた高石垣と、主屋の周りを寝床や倉がぐるりと取り囲む藍屋敷独特の構えを備え、中でも雄大かつ豪壮と評される主屋は、往時の藍商人の財力をうかがわせます。国指定重要文化財。
https://www.smartguide.name/ainofurusato-awa/guide/guide_detail.cfm?voice_data_id=2

阿波十郎兵衛屋敷(徳島県)
阿波十郎兵衛屋敷は、人形浄瑠璃『傾城阿波の鳴門』ゆかりの場所です。『傾城阿波の鳴門』は、1698年に罪状も明らかにされないまま藩の政策上の犠牲となって処刑された庄屋・板東十郎兵衛の名を借りてつくられたお家騒動の物語。阿波十郎兵衛屋敷は、劇中に登場する板東十郎兵衛の屋敷跡であり、『傾城阿波の鳴門』をはじめ、国指定重要無形民俗文化財「阿波人形浄瑠璃」を毎日上演しており、阿波人形浄瑠璃に関する資料展示も行っています。
https://joruri.info/jurobe/

阿波木偶箱まわし保存会
2〜3人が一組になり、数体の木偶を一人で操りながら浄瑠璃を語る「箱廻し」は、幕末から明治にかけ全盛期を迎え、全国各地でその大道芸がみられたが、昭和初期に街角から姿を消した。一方、同じ道具を使う祝福芸の「三番叟まわし」は、一部の地方で伝承され、現在は阿波木偶箱まわし保存会が伝承している。

阿波木偶箱まわし保存会は、「箱廻し」や「三番叟まわし」をはじめ、徳島県独自の祝福芸や門付け芸等の無形民俗文化財調査研究を目的として1995年に発足。東みよし町の「三番叟まわし」芸人に弟子入りし、正月の門付(かどづ)けに3年間同行して技術を習得。2002年から門付け先を受け継ぎ徳島県内で門付けを行う。また、「箱廻し」「えびすまわし」「大黒まわし」等を伝承する全国唯一の芸能集団。国内外で伝統人形芝居公演活動を行う。「徳島新聞賞文化賞」「ユネスコACCU賞」「阿波文化創造賞」等を受賞。

面劇
江戸時代から昭和初期にかけて、全国各地で人形ではなく人間が面をつけ、浄瑠璃にあわせて演技をする「面芝居」が生まれた。人形浄瑠璃の盛んであった徳島では、舞台から上半身だけを出し、役柄によって異なる面と衣装をつけ、浄瑠璃語りにあわせて演じるスタイルの面芝居「面芸」が発達。明治期から大正末期ごろが特に盛んになり、徳島県石井町の岩佐伊平、芸名「花之屋花奴」が、徳島の面芸を「面劇」として完成させた。

花之屋花奴は、石井町の藍商・大地主の家に生まれ、歌舞伎俳優(松竹大阪青年歌舞伎団)になった後、独自に天狗久のつくった面を用いた面劇をはじめ、巡業していた。花奴が使用した面は、石井町有形民俗文化財に指定されている。今回の映像では、一代限りとなった面劇『奥州安達ケ原』の一部を、貴重な文化財を活用して復活上演した。

阿波人形浄瑠璃 勝浦座
徳島では、江戸時代より吉野川流域の藍作地帯で、淡路の人形座が小屋掛けの舞台をつくって興業を行い、県南部の勝浦川、那賀川、海部川などの流域では神社の境内に建てた常設の農村舞台での公演が頻繁に行われていた。野外公演のため、人形師・天狗久の工夫により、文楽と比べて一回りも二回りも大きな、光沢のある塗りの人形が使われるようになった。各地の人形座は現在も多くの愛好家によって継承されている。

勝浦座は、江戸時代の寛政年間、当時の久国村名を付けて「国村久太夫座」として、村の若者たちによって発足。天保の飢饉で活動が中断し、明治の初めに復活したが、1931年、村の農村舞台の火災で座の頭・道具等を焼失して、休止状態となった。1946年に吉井(現・阿南市吉井町)の人形座の道具一式を買い取って復活し、現在の「勝浦座」となる。国内外での上演のほか、地元の小・中学生の指導を行い後継者育成にも力を入れている。

PERFORMERS

麿赤兒(俳優・舞踏家)
1943年生まれ。奈良県出身。1965年、唐十郎の劇団「状況劇場」に参画。唐の「特権的肉体論」を具現化する役者として、1960~70年代の演劇界に大きな変革の嵐を起こし、多大な影響を及ぼす。1966年、役者として活動しながら舞踏の創始者である土方巽に師事。1972年、大駱駝艦を旗揚げし、舞踏に大仕掛けを用いた圧倒的スペクタクル性の強い様式を導入。“天賦典式(てんぷてんしき)”(この世に生まれ入ったことこそ大いなる才能とする)と名付けたその様式は、国内外で大きな話題となり、「Butoh」を世界に浸透させる。精力的に新作を発表し続けているほか、舞踏手育成にも力を注ぎ、多彩な舞踏グループ・舞踏手を輩出。また、映画・TV・舞台等においても独特の存在感を放ち、ジャンルを越境し先駆的な地位を確立している。複数の舞踊批評家協会賞、2022年文化庁芸術祭大賞受賞をはじめ、数多くの賞を受賞。

高泉淳子(役者・劇作家・演出家)
早稲田大学演劇研究会で演劇を始める。卒業後1983年に劇団「遊◉機械/全自動シアター」を結成。少年少女から老人まで様々な人物を演じ人気を得る。2004年村上春樹の短編を舞台化した『エレファント・バニッシュ』のニューヨーク、パリ、ロンドン公演で世界的評価を得る。舞台の本も手がけ、演劇の中にジャズを取り入れた作品『ア・ラ・カルト』は、30年以上続く大ロングランで、2009年にはスポニチ芸術優秀賞受賞。2013年パルコ40周年三谷幸喜書き下ろし『ホロビッツとの対話』で読売演劇大賞優秀女優賞受賞。1994年『ラ・ヴィータ』で文化庁芸術祭賞受賞。著書に『昭和演劇大全集』『高泉淳子仕事録』等がある。

藤間直三(日本舞踊家)

藤間直三(日本舞踊家)
1992年東京生まれ。藤間流師範。6歳より日本舞踊を習い、東京藝術大学邦楽科日本舞踊専攻卒業。 2012年東京新聞全国舞踊コンクール邦舞第1部1位、2015年文部科学大臣賞受賞。新春舞踊大会 大会賞会長賞など受賞。 日本舞踊協会主催公演をはじめ、多数の舞台に出演。振付、演出も行う。

竹本友和嘉(太夫)
1975年初舞台。1996年鶴澤友路師(人間国宝)に入門し、翌年より竹本友和嘉を名乗る。 東京国立劇場や東京・国立演芸場での公演に出演するほか、数多くの海外公演にも参加。 また小中学校対象の「義太夫節のワークショップ」をはじめ、阿波十郎兵衛屋敷での義太夫教室や阿波路会を開催している。 2002年に人形浄瑠璃因協会奨励賞、2009年には人形浄瑠璃因協会女子部門奨励賞、2017年にとくしま芸術文化奨励賞を受賞。重要無形文化財(総合認定)保持者。

竹本友廣(太夫)
1990年から義太夫節・三味線の人間国宝鶴澤友路師に師事し、修行に励む。1994年、95年、日本素義大会において連続優勝し、大関賞を受賞。2005年には淡路素義審査会において東大関賞を受賞し、第二十八代横綱に推挙される。2007年国民文化祭徳島大会において、瀬戸内寂聴の新作浄瑠璃の節付け、及び太夫を担当。徳島素義会会長。

鶴澤友勇(三味線)
1978年に鶴澤友路師(人間国宝)に入門し、1985年に淡路人形座に入座。同年、鶴澤友勇を名乗る。数多くの海外公演にも参加。また国立劇場、京都造形芸術大学「春秋座」、義太夫保存会が主催する女流義太夫演奏会などへの出演、阿波路会の開催、小中学校対象の「義太夫節三味線のワークショップ」や、南あわじ市立三原中学校郷土芸能部の太夫、三味線の指導など幅広く活躍している。2000年には人形浄瑠璃因協会奨励賞、2013年には第33回伝統文化ポーラ賞を受賞。重要無形文化財(総合認定)保持者。

鶴澤友輔(三味線)
人間国宝鶴澤友路師匠より拝命。国民文化祭・とくしま2007で瀬戸内寂聴原作の新作人形浄瑠璃「義経街道娘恋鏡」「モラエス恋遍路」の作曲・演奏を、2012年の全国初2度目の国民文化祭では「阿波の心」の作曲と弾き語りを担当。県外、海外公演にも参加するなど精力的に活動し、2001年に徳島県文化協会の芸術文化奨励賞、2006年には徳島県から阿波文化創造賞を受賞。

[音楽] 竹花加奈子(作曲・チェロ・ピアノ)
5歳よりピアノを、10歳よりチェロを始める。桐朋女子高校音楽科、桐朋学園大学卒業後、エスコラ ・デ ・ムジカ・デ・バルセロナに留学。現在、演奏家として各地でのコンサートやラジオ、各種メディアに登場する他、国際コンクールの審査員も務める。作曲家として、風景・記憶・物語・伝統工芸品などからインスピレーションを得たオリジナル曲を作曲し、楽曲提供も行なう。チェロソナタ「竹取物語」、ピアノソナタ「四季」を含む7thアルバム『JAPONISMEⅡ』は「レコード芸術」誌にて準推薦盤となる。
※映画本編では、『JAPONISMEⅡ』そして8thアルバム『JAPONISMEⅢ』に収録された音絵巻「源氏物語」より複数の楽曲を使用。

[台本・演出] 鈴木英一
1964年東京生まれ。歌舞伎研究家。常磐津節演奏家。早稲田大学文学部演劇専修卒業。同大学院博士課程満期退学。メキシコ大学院大学客員講師等を経て、早稲田大学演劇博物館招聘研究員。宇都宮大学、聖学院大学講師。古典台本復活や創作にも携わり、歌舞伎脚本に「幸希芝居遊」(2020年国立劇場)、主著に『十代目松本幸四郎への軌跡』(演劇出版社)がある。

[構成・演出] 花柳源九郎
1981年生まれ。奈良県出身。 華やかで力強い芸風が持ち味で、古典の舞踊を基盤に数々の公演で活躍。文部科学大臣奨励賞、舞踊批評家協会新人賞等受賞。振付助手として比叡山薪歌舞伎、蜷川幸雄演出作品、宝塚公演等にも参加。「NOBODY KNOWS」では日本遺産ストーリーを活かした舞台の構成・演出を行う。

[監督・編集] 栂岡圭太郎
1974年生まれ。徳島県出身。米国NY市School of VISUAL ARTS卒。クリエイティブ・ディレクター、プロデューサー、映像ディレクター。第4回徳島国際映画祭のオープニング作品「クジラの骨」をはじめ多くの映像作品に関わる。近作として「新青春」「少女H」「Tunnel Vision」をプロデュース。広告デザイン、グラフィックデザイン、企業・自治体PR映像制作を中心とした株式会社オリジナル代表。

NOBODY KNOWS [令和3年度 日本博主催・共催型プロジェクト]
主催:文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会(芸団協)
協力:徳島県、徳島県立阿波十郎兵衛屋敷、徳島市天狗久資料館、特定非営利活動法人阿波農村舞台の会、Watanabe’s、キャメルアーツ株式会社/大駱駝艦、有限会社遊機械オフィス、株式会社宇野千代、公益社団法人日本舞踊協会
後援:環境省、石井町
映像制作:株式会社オリジナル
写真撮影:坂口祐、南東茂樹
企画協力:縦糸横糸合同会社
広報協力:三声舎
コミュニケーションデザイン:株式会社Que
デザイン:株式会社ガーデン
Web制作:株式会社テオ