香川県丸亀市、塩飽諸島のさぬき広島へ。まさか、瀬戸内海の島で管楽器のオーボエのリードの職人さんとその素材を栽培している畑に出会えるとは思いもしませんでした。しかもその若い職人さんが北海道の釧路から移住しているとは驚きです。今後の展開がとても楽しみで、お話を聞いてワクワクしました。管楽器の音がなる部品(発音体)であるリードは消耗品で、その語源は、植物の葦(あし/reed)。オーボエのリードに使われるのは葦の仲間のケーンという植物です。

廣瀬管楽器研究所
代表:廣瀬 修平さん
場所:香川県丸亀市広島町江の浦447 [Google Map]
電話:0877-29-2033
メール:contact@hirose-wind-instrument-laboratory.jp

Hirose Wind Instrument Laboratory
Representative : Shuhei Hirose
Address : 447 Enoura, Hiroshima island, Marugame city, Kagawa pref., Japan [Google Map]
Tel : 0877-29-2033
Mail : contact@hirose-wind-instrument-laboratory.jp


丸亀からフェリーにのって45分。


海岸


「廣瀬管楽器研究所」の看板。


管楽器のリード


道具


これが材料となる葦の仲間。


リードの材料となる植物の畑


廣瀬さん、ありがとうございました!

廣瀬管楽器研究所 – Hirose Wind Instrument Laboratory

廣瀬 修平
代表
こんにちは、廣瀬管楽器研究所の廣瀬です。14歳でオーボエを、翌年からリード製作を学び始めました。当初から楽器クロスやプラークなど周辺用具の素材によって同じ楽器やリードでも吹奏感が違ってくることを感じ、とても気になっていました。

楽器クロスやプラーク、リード用の糸、キーオイルなどいろいろ試していましたが、19歳でリードナイフを新調しようと思い、当初普及し始めであったインターネットで長松管楽器研究所のことを知り注文しました。送られてきたナイフとサンプルとして同封されていたリードの改善用品で吹奏感がすごく良くなったこと、また長松氏の研究の取り組みに影響され、自身でよいものをつくることに意識が向くようになりました。

大学でのオーボエの勉強と並行して長松氏のアドバイスを受けながら研究をはじめ、今日に至っています。2016年からArundo donax (リード材)の栽培実験を始めました。

長松 正明
共同研究、開発者
廣瀬の師であり、共同研究、開発をしている長松管楽器研究所代表の長松正明氏です。40年以上にわたり楽器の状態をよくするための研究とそれに基づいたクラリネット属とサックス属のマウスピースとリガチャー、オーボエ属やファゴット属等のリード製作道具と機械、リードと楽器の改善用具の開発、製作をしています。その他楽器に適したArundo donax (リード材)の栽培実験や、人体や環境などの影響に関する実験等、管楽器に関する広範囲な研究活動を行っています。