岡倉天心 茶の本 [Link]
先日メモした重森三玲の展示会で思い出したこれ。
出版100周年を記念して横浜市開港記念会館で講演会が開催されたそうです。
ということで僕も記念にメモ。以下のサイトで和訳をみられます。
> 春の夜明け、ぼんやりとした明るみの中、
> 小鳥達が梢の先で不思議なリズムを交わし合うとき、
> それは仲間に花のことを語っているのだとは思いませんか。
> 人も恋をすると花に心をひかれます。何も言わない、
> ただただ甘い香りの花ならば、乙女心もとかすのでは。
> 原始時代の男は、好きな女性にはじめて花輪を捧げたとき、
> それによって獣(けもの)のこころから脱け出しました。
> 野性をおさえて、人間らしくなったのです。
> そして無用と思っていたものにも微妙な使い途があることを知り、
> 人は芸術の世界に足を踏み入れたのです。
> 嬉しいときも悲しいときも、いつも花はわれわれの友だちです。
> 食べるときも、飲むときも、歌うときも、踊るときも、遊ぶときも、
> 結婚するときも花が一緒です。そして死ぬときも。
> 百合の花を手にして祈り、蓮の花とともに瞑想し、
> さらに戦いの時にはバラの花や菊の花をかかげて突撃したのです。
> 花言葉で語ろうともしました。
> 第6章 花より一部抜粋
参考:
岡倉天心と茶の本 (SEKIYANET / 関谷雄輔) [Link]
岡倉天心「茶の本」出版100周年記念講演会 (ヨコハマ経済新聞) [Link]
『茶の本』 岡倉天心 (松岡正剛の千夜千冊) [Link]
岡倉天心 (Wikipedia) [Link]
コメントを残す