AQUOS「モダン山水の庭」篇 でも取り上げられていた三玲の庭。
作庭家・重森三玲が残したもの [Link]
NHK総合 永遠の庭に挑む
これだけ斬新な庭をつくっていたらきっと批判も多かっただろうに。
それでも、無難なデザインに収まらず、
自信をもって新しい表現をつくっていけたのは、
ひとつには、たった3年で全国300の庭を実測してつくった日本庭園史図鑑(全26巻)の
経験と実績があったからなのだと思う。
言ってみれば、彼ほど体系的に庭園を理解できていた人間はいなかったのだ。
その実績と経験に裏づけされた自信が、
あの斬新な庭を生涯作り続けていくひとつの原動力になったんだろうと思います。
「現代のモダンではなく、永遠のモダンをつくる」
この言葉に込められた意味を深く考えさせられます。
伝統とは守り残すことではなく、新しく作り変え継承していくことなのかもしれない。
日程:2007年03月18日(日)
時間:14:00~14:50> 京都・東福寺にある方丈庭園。緑のこけと白い石を市松模様に組み合わせたこの庭は、
> 日本庭園に革命を起こしたといわれる。作ったのは岡山県出身の作庭家・重森三玲。
> 伝統を受け継ぎながら、ざん新なデザインや石組みで日本の庭に新しい風を吹き込み続けた。
> テレビCMにも登場したことで、三玲の庭に今、世代を問わず注目が集まっている。
> 生誕110年の2006年、作曲家の宇崎竜童が昭和を駆け抜けた三玲の人生をたどった。
中村基衞
京都通信社という出版社の者です。私も重森三玲に魅せられて、このたび重森三玲の庭の写真と解説で構成した本を出版しました。
『重森三玲 永遠のモダンを求め続けたアヴァンギャルド』定価2500円です。縦195㎝横220㎝、本文120ページです。
門人たちが師匠を回顧しながらの座談会は、重森三玲を理解するうえで、貴重な証言となりました。ぜひ、ご一読ください。
yousakana
中村さん、はじめまして。
「永遠のモダン」とても惹かれるタイトルですね。
ぜひ拝見させて頂きます。
情報ありがとうございました。
また、何か新しい動きなどあれば、お知らせください。
中村基衞
お返事ありがとうございました。
〈シリーズ・京の庭の巨匠たち〉の次号では、三玲とは対照的な作風で、明治以降の京都の庭の代表的な作庭家、7代目植治(小川治兵衛)を特集します。山縣有朋の無鄰菴、野村得庵の碧雲荘、円山公園、並河七宝記念館などを、田畑みなお氏の写真と座談会などで紹介します。ご期待ください。