香川県観音寺市大野原町のアマチュア天文家・藤川繁久さん(74)ら3人が8日未明に新彗星(すいせい)を発見しました。新しい彗星は、マックホルツ・藤川・岩本彗星(C/2018 V1 (Machholz-Fujikawa-Iwamoto))と命名されました。
新彗星を日本の天体捜索者が独立発見 | 国立天文台(NAOJ)
10等級の新しい彗星が明け方の空で発見されました。
香川県の藤川繁久(ふじかわしげひさ)さん、徳島県の岩本雅之(いわもとまさゆき)さんは、2018年11月8日(日本時)の明け方、東の空に新天体を発見し、国立天文台の新天体通報窓口に報告しました。発見報を取りまとめている国際機関がこの天体について報じたところによると、この天体はアメリカ・カリフォルニア州のD.E. マックホルツさんが7日(現地太平洋標準時)に世界で最初に発見しており、藤川さん、岩本さんは独立発見したことになります。
現在、追跡観測が進行中で、新彗星の軌道や名称については今後発表されます。
(2018年11月12日追記)
新彗星は、マックホルツ・藤川・岩本彗星(C/2018 V1 (Machholz-Fujikawa-Iwamoto))と命名されました。また、放物線軌道が計算され、2018年11月末には太陽に近いながらも6等級前後まで明るくなると予報されています。
藤川繁久(ふじかわしげひさ)は日本の天文家。工藤・藤川彗星を発見したほか、ウィリアム・デニングと共に周期彗星のデニング・藤川彗星などを発見しており彗星探索家として知られる。
岩本 雅之(いわもと まさゆき、1954年 – )は徳島県在住のアマチュア天文家。複数の小惑星を発見している。
1990年1月21日に水野義兼と古田俊正が発見した小惑星(4951) 岩本は彼の名に因む。この小惑星はほぼ同じ大きさの衛星をもっていることで知られる。
2013年3月11日にはわし座の領域に彗星を発見し、岩本彗星(C/2013 E2)と名付けられた。この彗星の発見が評価され、2014年4月15日、ハーバード・スミソニアン天体物理学センターより、2013年度のエドガー・ウィルソン賞(英語版)を受賞することが発表された。
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