瀬戸内海歴史民俗資料館 テーマ展 「船主・網元の信仰」

日程:2012年09月11日~12月28日
場所:瀬戸内海歴史民俗資料館 第3展示室南
時間:9時~17時
休館:毎週月曜日(月曜日が休日の場合は原則として翌日)
料金:無料

備讃瀬戸は、大坂を目指す北前船などの廻船のほか、鯛網をはじめ、様々な漁業を営む船でにぎわっていました。海は常に危険と隣り合わせであると同時に、多くのめぐみをもたらしました。めぐみに感謝し、危険から身を守れるよう、船上では帆柱を立てる筒に船霊(フナダマ)を祀り、母屋には豪勢な神棚を設けました。さらに船主は、船絵馬や船の雛形(模型)を寺社に奉納して安全を祈願し、網元は恵比寿神やオオダマサン(網霊様)を祀り、大漁を祈願しました。
 今回の展示では、館蔵資料の中から船主・網元に関係する信仰資料を選んで公開します。

【主な展示資料】
粟島の船主「網屋」に伝わる幅3mにも及ぶ神棚、
粟島の伊勢屋庄八が伊勢神社に奉納した末福丸絵馬、
伊吹島の網元の家に伝わる木偶(でこ)人形 ヨベッサンとリョースケサン、
与島の網元の家に伝わる恵比寿神オイベッサン、
三豊市仁尾の網元の家に伝わる恵比寿神掛軸、
仁尾の網元の家に伝わる木偶人形リョースケサン、
男木島の網元の家に伝わる網霊様の木樽 オオダマサン(ミトダル)、
詫間町大浜の網元の家に伝わる網霊様の桐製の浮 オオダマサン(ミトアバ)、
「漁業繁栄」「漁猟潤沢」などを祈る金毘羅山等の木札(入替) ゴマフダ、
「網屋」に伝わる妙見山の曼荼羅本尊の厨子 妙見山本尊厨子
ほか