茅ヶ崎に帰って実家の餅つきに参加してきました。
今の時代、餅つき機でやったら簡単にできてしまうお餅ですが、
こういう文化はとても大事だと思うので、
餅つきの手順を記録しておこうと思います。


餅つき、『日本の礼儀と習慣のスケッチ』より、1867年出版


もち米を釜で蒸します。
お湯のはいった釜の上に蒸篭(せいろ)が三段重なっていて、
その中でもち米が蒸されています。


焚き木は、庭にあったパーゴラを壊した端材。丸鋸とナタで細かく。


舞台の端材などで焚き火をするとよくわかるのですが、
合板は接着剤がはいっていて有毒ガスがでるので、
焚き火には無垢の端材を使用しています。


もち米の炊き具合をみています。
三段になっている蒸篭(せいろ)一番上の状態を見て、
一番下の蒸篭を取り出します。
一番上の蒸篭のもち米にに芯が残っているくらいだと
一番下のもち米が調度良い頃合い。


つきます。つき手と返し手の息が大切です。
つき手のコツは、杵を腕で振るというよりは、
持ち上げた杵を腰で支えて、その重さを使用してそのまま落とすというかんじ。
返し手のコツは、餅をひっくり返すというより、真ん中に寄せるイメージ。


ついたお餅を、餅とり粉を敷いたのし板の上に置きます。


丸めます。子供用には豆粒大に。


アンコと辛味大根を添えていただきます。


冬の高い空


子どもたちは大きなバケツで水遊びに夢中です。


動画もメモ。今年はいつもより少人数。家族とご近所さんだけでやってみました。
つき手が少なかったので、例年よりつく回数が多くちょっと筋肉痛になりました。

餅のつき方 – Wikipedia

1: 餅つきをする前に、杵の頭が欠けたり木片が餅に入るのを防ぐために、水を張った桶(おけ)の中に杵の頭を漬けて水分を含ませておく。木臼の場合はよく洗い、臼に水を張って水分を含ませておく。乾いた状態のまま杵でつくと臼が割れる場合がある。

2: もち米は水洗いし、6~8時間程度水に浸し、ザルに開けて水切りをする。

3: 蒸し器の蒸篭に清潔なサラシやサラシより粗めの蒸し布を敷き、水切りしたもち米を開けて蒸し布でくるんだ後、蒸す。炊けた状態は、蟹(かに)の穴と呼ばれる孔が表面に見えるか、箸を挿してもち米が付着しなければ良いとされるが、米の芯が残っていない赤飯程度の固さに炊けていれば良い。

4: 蒸し器がない場合は炊飯器のもち米の指標を選択すれば足りる。

5: 炊けたもち米は蒸し布に包んだまま臼の中にあける。この時の米の状態は祝いごとの時に食べる赤飯と同じか、若干固い程度である。

6: 臼にあけたもち米は、臼の外周に沿って杵の柄を腰に当てるか沿わせて体重をかけ、もち米を臼に圧し付ける。適宜、ヘラやしゃもじを用いて裏返し、満遍なく手早く粘りを出すようにする。

7: もち米全体がヘラやしゃもじで持ち上げたときに一体になる程度に粘りが出始めたらつき始めの目安とする。最低限度の状態としては杵でついたときに蒸した米が飛散しない程度である。この時の表面は米の形が識別できるものと餅状になったものが混ざった状態である。

8: 日常的に目にする餅つきのように杵でつき始めるが、粘りが増すごとに杵と餅がくっつくので手水(てみず)する。手水とはあらかじめ桶に水を入れておき、手を水で濡らし餅の表面に水分を与えることである。なお、蒸して数分しか経過していないため、表面は炊きたてのご飯と同じで相当に熱く、餅の表面を濡れた手のひらで叩く程度で良い。

9: 手水が多いと、餅をついている最中は柔らかいが、後で延ばしたり成形するときに固くなりやすく、先々カビが生えやすくなる。

10:つき終わった餅は餅取り粉をまぶした板の上に置き、好みの形状に成形する。
餅つきが終わった後の杵と臼はタワシ等で表面の餅を必ず取り去る。

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参考:
はじめてのもちつき講座 道具と材料
うすいちくんの「はじめてのもちつき講座」
餅 – Wikipedia