SKY EAR [Link]Usman Haque



これもここで何度か紹介していますがすごく好きな作品なので、改めてメモしておきます。
大気中の電磁波に反応して、無数の風船の中にしこまれたLEDが光るというもの。
潜在的環境情報の可視化。
有名な科学の実験で、1912年につくられたウィルソンの霧箱という装置があります。
アルコールのガスで飽和させた箱の中を、
宇宙線などの肉眼ではとらえられない荷電粒子が通過すると
その飛跡が線状の霧としてみえるようになるというものです。
つまり、作者の意識があったかなかったかは別にして、
SKY EARは100年くらい前につくられたこの装置の応用だと僕は解釈しています。
近年みられる、こうしたインタラクティブアートに分類される作品の多くは、
もう何十年、何百年も前に科学や芸術の世界でやられていることの応用で、
それを技術の進歩でよりダイナミックに表現することが可能になったり、
モチーフを変えたりして作品として成立している場合がほとんです。
逆に言うと、こういう歴史を丁寧に紐解き、先人が残したものを丁寧に読み解くことが、
新しい表現を模索することの近道なのだと思います。

 > Sky Ear is a one-night event in which a glowing “cloud” of mobile phones
 > and helium balloons is released into the air
 > so that people can dial into the cloud and listen to the sounds of the sky.
 > The cloud consists of 1000 extra-large helium balloons
 > that each contain 6 ultra-bright LEDs (which mix to make millions of colours).
 > The balloons can communicate with each other via infra-red;
 > this allows them to send signals to create larger patterns
 > across the entire Sky Ear cloud as they respond to the electromagnetic environment
 > (created by distant storms, mobile phones,
 > police and ambulance radios, television broadcasts, etc.).
参考:
PingMag Podcast Vol.1: ウスマン・ハック [Link]
Usman Haque公式サイト [Link]
平成16年度(第8回)文化庁メディア芸術祭 優秀賞 Sky Ear [Link]
霧箱 (Wikipedia) [Link]


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