フィールドワーク展II 「場×展」 [Link]ヒト/モノ/コトが持つ力 加藤文俊研究会


SFC-CLIPでレビューされていたのでメモ。
 > 3日(金)-5日(日)、恵比寿で加藤文俊環境情報学部助教授の研究プロジェクト
 > 「<場>のチカラ」の研究発表展示会が開かれた。
 > <場>のチカラでは、人々の集う<場>をテーマに、
 > コミュニケーション論の観点からフィールドワークを行っている。
 > 発表をしたメンバーはヒト/モノ/コトに密着した調査活動を行い、
 > それぞれ異なる方法で作品を制作し、展示していた。
 > SFC-CLIPより
参考:〈場〉のチカラプロジェクト [Link]

けもの道わたる


ロンドンにいると、「将来なにになりたいの?」とよく聞かれます。
自分でもよくわからないうえに答えるのがめんどくさいので、
「動物園のデザイナーになりたい」と答えたら
それから、ずっとそういうことになってしまった。
それで、最近考えていた、動物園の設計は
基本的には動物のいる領域を一本道が通っていく構成なのですが、
途中に、導線が重なる所があって、動物をみている人達を見るための窓があります。
そう、人も動物。そこでは、人間を展示しています。
ということを暇な僕は考えていたら、ロンドン動物園でこんなニュース。
足を運んだら、なんのためらいもなく写真におさめようと思う。
 > ロンドン動物園でヒトを展示、ボランティアらが参加 (ロイター)
 > 英ロンドン動物園で、ヒトの展示が行われる。
 > 展示される「ヒト」は男女のボランティアらという。
 > 動物園側は、地球の生態系におけるヒトの重要性を伝えることが、
 > 展示の目的、としている。展示は26日から29日まで。
よく展示の研究しに(一人で)上野動物園へいくのですが、ゴリラの展示はお勧めです。
ゴリラのいるエリアをぐるっと導線が囲っていて、
中央に居座ってるゴリラをみるようになっています。
展示の本来の意図ではないと思うのですが、
それが僕には“ゴリラに監視される人間”という構図にみえちゃいます。
いわゆる、パノプティコン構造になっていて、見る・見られるの関係が反転してるんです。

Greenwich Foot Tunnel


水曜、学校は昼までなので
午後はGreenwichの地下トンネルへ。
Bruce Springsteenの"The River"を口ずさみながら。

 入口[Link]→エレベーター→トンネル[Link]→下り坂→
 →上り坂→エレベーター→出口[Link]

 Greenwich Foot Tunnelはテームズ川の下、
 Cutty Sark  GardensとIsland Gardensを繋いでいます。
 長さは1,217フィート(約365m)で深さ50フィート(約15m)
 設計はSir Alexander Binnie。
 1902年8月4日に12万7000ポンドかけて開設。
 20万個の白いタイルで覆われている。
 当初の目的は南のロンドン居住者が働きにでるのを許容するため。
 (Greenwich Foot Tunnelサイトより)

川の下15~20m下を365mのトンネルが走ってる。
川沿いは散々歩いてきましたが川の底を歩くのは初めて。
このひたすら続くトンネルに窓を穿ちたい [Link]

参考:Greenwich Foot Tunnel [Link]

起伏と解像度


プレゼンテーションボードや展示のパネルなど
グラフィックの仕事をする時 いつも意識していることがあります。
それは“引き”“寄り”
美術館で絵画を見るとき
絵の前に立って全体の構成をみたり
近くに寄って絵筆の後や色の重なりなど細部に目を配ります。
これを意識的に表面のしかけとして施してみる。
言い方を変えると 情報の解像度に幅をもたせる といふ事なのかな。
最低限必要な情報とは別に
寄った時に初めて見えるような小さな文字を配置する。
それは気が付かない人は気が付かない。そんな発見する楽しみ 遊びを施す
いま流行のユニバーサルデザインってやつも同じ問題を抱えている。
老若男女 健常者/障害者 全ての人が同じような体験を教授することができるデザイン。
そんなフラットなデザインが本当に人に発見や喜びを享受することができるのか。
言い方変えると もっと起伏のあるデザインがあってもいいじゃん。
目的地にたどり着くまでの多様な選択肢があって
車椅子の人がいけない場所 車椅子の人しか行けない場所
そういうのがあってもいいんじゃないかとも思う。
老人も若人もエレベーターやらエスカレーターで甘やかすから
足腰弱くなるんじゃん。
東京タワーだろうが六本木ヒルズだろうが階段で駆け上がれ!
とちょっと暴力的な発言が続きましたが
このより多くの人が多様な選択肢の中から多様な経験を享受できるような空間。
ノンフラットユニバーサル
それが僕の卒業制作の下北沢でやりたかったテーマなのですが
これはもっと考えないといけませんな。
という事を東京を散歩しながら豊かな起伏を感じて想ひました。