装丁家・鈴木成一 [Link]NHK プロフェッショナル 仕事の流儀



面白かったのでメモしとこ。
イラレ・フォトショップ、写真撮影など本の装丁の過程を
垣間見ることが出来て勉強になりました。
「デザインには正解がある」という言葉に強く共感します。
つくる本に応じて変幻自在にかわるデザインのテイストは、
本の中にその答えのヒントがあるという信念によるものなのだと思います。
 番組:NHK プロフェッショナル 仕事の流儀
 日程:2007年05月22日

 > 本にとって、装丁は顔であると同時に、営業上の重要な意味を持つ。
 > すなわち、書店の店頭で客の目を引き、思わず手に取らせる、広告としての役割である。
 > 編集者たちは、「鈴木の作った表紙は、なぜか目に飛び込んでくる」と口をそろえる。
 > どの本も、客の目を引くために必死のくふうを凝らしている中で、
 > なぜそのようなことが可能なのか。鈴木は、その極意をこう説明する。
 > 「不要な要素をそぎ落とし、徹底的に本の個性を削り出すことしかないと思う。
 > どんな本であれ、その内容は新しいはず。
 > ならば今までの本と何が違うのか、その個性こそがウリになるはずだと思います。」
 > 鈴木は、自分の色を出すことを嫌う。
 > 自分を殺し、本の個性に特化するからこそ、内容を凝縮した、多様なデザインが生まれるのだ。
 > 鈴木は、タイトルの文字の1画1画、その形にまでこだわりぬき、
 > 決して妥協することはない。その作業は、時に数日にも及ぶ。
 > それはなぜか。鈴木はこう説明する。
 > 「少なくとも私がやる以上は、装丁には正解があると思うのです。」
 > もちろん正解は、初めから見えるわけではない。初めはぼんやりと、
 > しかし表紙を作り上げる中で、少しずつ、より精緻(ち)な正解の形が見えてくるのだという。
 > その形に達しない限り、鈴木の作業は延々と続く。
 > 「もうこの辺でいい、と手をゆるめることはないのか?」
 > と問うと、鈴木は笑ってこう答えた。
 > 「料理屋が生焼けの魚は出さないでしょう?それと同じですよ。」
 > 鈴木は、出版業界では有名な「締め切り破り」、
 > それも常習犯だ。仕上がりに納得しない限り、どんなに催促されても、
 > 鈴木は頑として原稿を納入しない。一介のフリーのデザイナーが、
 > 大手出版社を待たせるという不思議な構図を可能にしているのは、
 > 鈴木が胸に秘める一つの信念である。「どんなに経営が苦しくても、
 > 絶対に言いたくない言葉がある。それは、『仕事をください』という言葉。
 > それを言ってしまったら、仕事に媚(こ)びが生まれるし、
 > どこまでも相手に振り回されることになる。だから、人に頼まれるからやる、
 > というスタイルは崩したくない。」人に頼まれ、期待されているからこそ、
 > その期待を上回る仕事をしてやろうというモチベーションがわく。
 > 根っからの職人である鈴木の矜持(きょうじ)が、この流儀に現れている。
 > 鈴木とて、いつも容易にデザインの最終形を思い浮かべられるわけではない。
 > 正解の形が見えず、苦悶(くもん)するときもある。
 > そんなとき、鈴木は、出来損ないの表紙を本に巻き、
 > それを机に立てたまま、あえて別の仕事に没頭する。
 > 狙いは自分を無意識にすること。別の仕事に没頭し、
 > ふとした瞬間に出来損ないの表紙が目に入る。その瞬間に何を感じるか、
 > その感覚を探るのである。鈴木はこう説明する。
 > 「要するに、出来損ないの表紙など見たくないのです。
 > それを何度も見て違和感を自分に植え付けることで、
 > そこから逃れたいという欲を育てる、そんな感じです。」
参考:
情熱大陸|プロフィール 鈴木成一 [Link]
鈴木成一とは – はてなダイアリー [Link]
鈴木成一デザイン室の装丁本|書店員失格 [Link]


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