江戸指し物 [Link]NHK 美の壷



さらに木工つながりでメモ。
指物とは、釘を使わずに木と木を組み合わせてつくられた家具などの調度品ことで
京都の京指物や東京の江戸指物が有名です。
京指物は平安時代に貴族の間で多く用いられたため優雅な細工が特徴で、
江戸指物は武家や町人などの間で親しまれたので過剰な装飾はなく、
木目をいかした漆塗りを施したものが多いです。
 番組:美の壷 NHK
 日程:2007年06月29日(金)
 時間:22:00~22:25
 再放送:2007年06月30日(土) 05:15~05:40
 > 「指し物」とは 木を材料にくぎを使わず、木を差し込んで作る家具や調度品のことです。
 > 平安時代からの歴史を持つ「指し物」の中で、
 > 特に江戸っ子の美意識が作り出したものを「江戸指し物」といいます。
 > 過剰な飾りを廃し、木目を活かした華奢(きゃしゃ)ですっきりとした仕上げ。
 > 元禄のころから、江戸に暮らす武士や町人たちの生活や好みに合わせて作られてきました。
 > 「江戸指し物」に魅せられてきた永尾茂久さん。
 > 自宅の一室を『江戸指し物』の展示場として開放し、その魅力を伝えています。
 > 永尾 「この柱と板が、どういう風に組み合っているのか外から見たんじゃ全然分からない。
 > 見えない所にものすごく手間と暇をかけてち密な細工を施してる。
 > ここがやっぱり最大の特徴かなと思います。」
 > 自在に組み合わされた木材。
 > 精ちに板を組み合わせ接合する技法を「仕口(しくち)」といいます。
 > 東京、根岸。この道40年の江戸指し物師・戸田敏夫さんの仕事場です。
 > 戸田さんが、取り出した小さな箱。
 > 「江戸指し物」の代表的な仕口のサンプルが入っています。
 > そのいずれもが、出っ張りのある「ほぞ」と、
 > それをはめ込む「ほぞ穴」で構成されています。
 > これらを組み合わせる事で、くぎを使わない仕口が可能となります。
 > 戸田 「見えなくなるところに指し物の神髄があると思うんですね。
 > くぎではクリアできないですね。 やっぱり「ほぞ」、
 > 同じ木と木を組み合わせることによって、一体化して。
 > やっぱり「ほぞ」に勝るものはないと思いますよ。」
 > 堅牢(ろう)に、そして美しく仕上げられた「江戸指し物」。
 > その秘密は、 見えないところに隠された複雑な伝統の技にあります。
 > 江戸指し物鑑賞、壱のツボ。
 > 巧妙な「ほぞ」に、勝るものなし
 > まず三本の柱を組み合わせて角を作る「三方留 ( さんぽうとめ ) 」
 > と呼ばれる仕口を、ご紹介しましょう。
 > 最初に、二つの柱を接ぎます。
 > それぞれに「ほぞ」と「ほぞ穴」を作り、きっちり45度の角度で切った面を直角に組みます。
 > 2本を接いだ状態で、今度は縦方向に差し込む柱の、「ほぞ穴」を作ります。
 > 外してみると、中は複雑な形になっています。
 > 縦方向に差込む柱は、この形に合わせて切り込みます。
 > 全ての材が45度で組みあがった一分のすきもない角が、完成しました。
 > 次は、二枚の板を直角に接ぐ仕口です。
 > 「内ほぞ」と呼ばれる伝統的な技法
 > 接合する角の内側に、それぞれ「ほぞ」と「ほぞ穴」を作ります。
 > 「ほぞ」の形は、蟻(あり)と呼ばれる台形です。
 > もう一方の板には、その蟻に対応する「ほぞ穴」を作ります。
 > この二枚の板を組むと、蟻の部分がしっかりかみ合い、
 > 差し込んだ方向以外には絶対に抜けません。
 > 「内ほぞ」は、組んだ後、中に隠れ、外からは見えないように計算されています。
 > 戸田 「見せることは簡単なんだけれども、それをあえて隠しちゃうと。
 > 昔の人が羽織の裏に金を掛けたっていうようなそういった江戸っ子気質ってのが、
 > この中に集約されているのではないでしょうか。」
 > さらに角の部分を丸く面取りします。
 > 接ぎ目が溶け込み、二枚の板の木目(もくめ)がきれいにつながって見えます。
 > 戸田さんが「内ほぞ」を使って完成させた「手許箪笥(てもとたんす)」。
 > 精ちで巧妙な「ほぞ」を駆使することで、
 > 江戸っ子好みのスッキリしたデザインが生み出されるのです。
 > 番組ホームページより一部抜粋
参考:
指物 (Wikipedia) [Link]
江戸指物のホームページ [Link]
木工品 江戸指物 (えどさしもの) [Link]
江戸指物協同組合 [Link]


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