毒を苺に変える力



誕生日に、人生で最も伸ばした髪を切りました。ばっさり。
軽い軽い。100倍重力を克服した悟空のかんじ。
髪をきった時に美容師さんが
ヘアーデザインの技術は日本が一番進歩していると話していました。
それは日本人がもともと器用というのもあるのだけれど、
きっと日本人は欧米人に対してコンプレックスがあるからそれを補おうとして
ファッションやヘアスタイルの技術やセンスが向上するからなんじゃないかと。
それに関連して、小噺をひとつ。
京都に行くちょっと前、茅ヶ崎の有名な蕎麦屋に行って”にしん蕎麦”を食べました。
「この鰊(にしん)は京都のものです」とテーブルの脇に書いてある。
そう、にしん蕎麦と言えば京都。
でもおかしいのは、京都って盆地だから魚介類はほとんどはいってこないはず。
なのに、にしん蕎麦は京都の名物。
 > 冷凍・冷蔵技術や輸送の発達していなかった時代、
 > 身欠きニシンは山間地では重要な食材であった。
 > 京都名物に、にしん蕎麦があるのもこのような理由による
 > Wikipediaより
京都の魚介類を扱うには不利な環境が、
逆にそれを保存する技術の向上に一役買っている。
災い転じて福となす、この力。見習いたい。
デザインにも常にこうした災いがあふれています。
少ない予算、狭い土地、限られた紙面、迫った締め切り。
こういうネガティブな文脈を発見したときこそ、発想のチャンスになる場合があります。
あらゆる足かせとなりうる前提条件、そうした数あるに変える力。
そういうデザインができるように心がけて生きたいと、
座右の銘にこの言葉を掲げて、僕の26年目の年初めの言葉とさせて頂きます。
参考:うえきの法則 (Wikipedia) [Link]


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