杉本博司+青木淳 [Link]10+1 美術館建築研究 影の観測装置


これも、青森つながりでメモ。
7月オープンの青森県立美術館を設計した建築家 青木淳と、
森美術館で1月まで展示をしていた写真家 杉本博司のインタビュー。
 35度、55度、90度/3種の面で空間構成
 > 青木
 > 実際の空間を見せていただいて、床の壁とぶつかるところに全周スリットが開いていて、
 > それが壁と床の完璧な見切りを実現しているのだなと思ったのですが、
 > なるほど、それは写真における実現されたい視覚から来ているのですね。
 > 現実の空間を見る眼があって写真があるのではなく、
 > 写真を見る眼があってその上で空間があるという転倒、
 > というのは変な言い方かもしれませんけれど、そうした逆照射から空間がつくられている。
 > そうか、建物の面取りで普通最小なのは一分(3ミリ)のはずが、
 > ここで5厘でなされているという極端なことも、その逆照射のひとつだったわけですね。
 > 当然、部屋を構成する35度、55度という斜めの面も、
 > そういう写真つまり面の光と陰影の関係というところから空間に逆照射された結果だったのでしょうね。
 > 杉本
 > 35度、55度が良さそうだというのは、完全に現場判断です。実験的に白いパネルを建てて、
 > この場所の朝から晩までの光の入り方の特性を、一年かけて検証したわけです。
 > 青木
 > ということは、90度という直行軸はこのマンションが建っていることで規制されていますが、
 > もう一方の35度、55度という角度は太陽の角度で決定されているということですね。
 > 杉本
 > 部屋のなかに入り込む直射光を考慮した結果の設定ということです。
 > ただし、35度、55度が全部がランダムにあるのではなくて、それぞれが平行になるようにしています。
 > ひとつの矩体のなかに、ふたつの矩形がオーバーラップして入っているということです。
 > ですから、居る場所によってはどちらの角度も感じられるわけです。
参考:
青森県立美術館公式サイト [Link]
建畠晢+青木淳(10+1) [Link]


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