折口信夫 × 中沢新一 [Link]NHK総合 知るを楽しむ選 私のこだわり人物伝



柳田國男とならんで初期の日本民族学を発展させた文化人類学者の折口信夫さんを
アースダイバーで有名な中沢新一さんが案内する特集番組。
古代人の神の思想の発生について。去年、生誕120年を記念した展示がひらかれていた。
 第1回 「古代人」の心を知る
 日程:2007年3月1日(木)
 時間:10:05~10:30
 第2回 「まれびと」の発見
 日程:2007年3月2日(金)
 時間:10:05~10:30
 第3回 芸能史という宝物庫
 日程:2007年3月6日(火)
 時間:10:05~10:30
 第4回 未来で待つ人
 日程:2007年3月7日(金)
 時間:10:05~10:30
 第1回 「古代人」の心を知る
 > 折口信夫が描く古代とは、単なる時代区分ではなく、
 > 誕生当時の人類を視野に入れた壮大な概念だった。
 > 自然とともに暮らし、精霊と生きた人々の時代を折口は「古代」と名付けた。
 > 彼は古代人の考え方の特徴を「類化性能」と呼ぶ。
 > 物事を比較するときに、似た性質に注目する思考方法のことだ。
 > 折口自身もこの方法を駆使して、古代人になりきることで「古代」の姿を明らかにしようとした。
 > 文献に残っていない物を鋭く取り出してみせる能力、
 > 中沢新一さんは、折口の学問の魅力がここにあると言う。
 第2回 「まれびと」の発見
 > 25歳の時、折口は志摩・熊野地方を旅し、海の彼方に「母の国」があると直感した。
 > 後年、沖縄で本土より古い形の信仰が残っていることを発見し、
 > 折口は「まれびと」の概念をまとめあげる。
 > 海の彼方には、この世とは違う「常世」があり、
 > そこから時と場所を決めて神=「まれびと」がやって来る。
 > 折口は「常世」「まれびと」の言葉で、古代の人々の信仰の構造をあきらかにした。
 > 死の感覚が薄くなっている現代にこそ、
 > 折口のまれびと論が思い出されるべきだと、中沢新一さんは語る。
 第3回 芸能史という宝物庫
 > 折口信夫は芸能をこよなく愛した人物でもある。
 > 彼が生まれた大阪は、奈良時代から続く高尚な神楽から、
 > いかがわしい演芸までが混在するコテコテの芸能世界であった。
 > 芸能の発生において、折口が注目したのが能の「翁舞」である。
 > 常世からやって来る翁こそ、古代人の見た神の姿を色濃く残している。
 > そして芸能にたずさわるすべての人々の中に、
 > 神に仕える古代の宗教者の姿を見てとるのだ。
 > 折口が到達した芸能への鋭い洞察について考える。
 第4回 未来で待つ人
 > 折口は自分の考えを論文であらわすだけでなく、
 > 小説やシナリオなど様々なメディアを活用して表現した。
 > 彼の小説の最高傑作が「死者の書」である。
 > 奈良時代の中将姫伝説に着想したこの小説は、死霊と人間が交流する姿を描き、
 > 近代文学の異色作とも言われている。
 > この小説は日本人がどのように仏教を受け入れたかを描いたものであると、
 > 中沢さんは考えている。それは、古代の精神を大切にしつつ、
 > 発展していくことが大切だという折口の思想そのものである。
 > 折口が残した膨大な著作から、現代の私たちへのメッセージを読み解く。
参考:
中沢新一 (Wikipedia) [Link]
折口信夫 (Wikipedia) [Link]
ほぼ日刊イトイ新聞 – はじめての中沢新一。 [Link]
松岡正剛の千夜千冊『死者の書』折口信夫 [Link]
神々の闘争 折口信夫論 著:安藤礼二 (Amazon.co.jp) [Link]
神の発明 カイエ・ソバージュ 著:中沢新一 (Amazon.co.jp) [Link]
特別展「生誕120年記念 折口信夫の世界-その文学と学問」展 [Link]


「折口信夫 × 中沢新一 [Link]NHK総合 知るを楽しむ選 私のこだわり人物伝」への2件のフィードバック

  1. 太鼓を言葉につかう民族 川田順造(文化人類学) NHK 爆笑問題のニッポンの教養 – Collection Prophet-Burkina Faso, Mosi Du Burkina

    文化人類学者の川田順造さん。レヴィ=ストロースの弟子だったんだ。 この人の研究も…

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