動物園展示改革、旭山に学べ [Link]



全国の動物園に広がる

> 動物たちの生き生きとした姿を際だたせる「行動展示」を導入し、
> 一躍全国区に躍り出た旭山動物園(小菅正夫園長、北海道旭川市)。
> その工夫は全国に広がり始め、
> 各地でユニークな展示が楽しめるようになった。
> ただ、中にはまったくの模倣も。
> 「金太郎あめでは全体の発展は望めない」。
> 旭山側には発想の柔軟さをこそまねてほしいとの思いもある。

> 福島県二本松市の東北サファリパークに4月9日、
> 「アザラシ館」がお目見えした。
> が、実態は旭山が昨年6月に開いた
> 「あざらし館」がカタカナ表記になっただけ。
> アザラシが円柱形の水槽を上下に泳ぎ、製造業者も一緒だ。

> 群馬県富岡市の群馬サファリパークにも3月、
> ユキヒョウを真下から観察できる施設が完成。
> 担当者は「旭山のもうじゅう館をまねしました」と正直だ。

> 高さ十数メートルの上空をオランウータンが綱渡りする
> 「おらんうーたん館」をまねたのは、
> 昨年4月に完成した県立いしかわ動物園の「オランウータンの森」
> 山本康夫園長(61)は「開園5周年で活気づけたかった。
> 空中散歩のおかげで入園者は微減で済んだ」と胸をなで下ろす。

> 昨夏、月間で入園者全国1位の座を奪われた上野動物園も触発され、
> 3月に旭山の「あざらし館」を応用して円柱形水槽を横にした
> 「カワウソの水中廊下」を完成させた。

> 旭山の小菅園長(56)と旧知の小宮輝之園長(57)は「視察でぴーんときた。
> でもまねではなく、応用ですよ」。

> 類似例はほかにもある。秋田市立大森山動物園には
> 「もうじゅう館」によく似た「王者の森」ができた。

> 旭山動物園は1995年に行動展示を導入、
> 現在では約150種類、約800匹の動物すべてで活用している。
> 1996年度に26万人だった年間入園者数は、
> 2004年度には全国3位の約145万人に。
> 全国の動物園や自治体などからの研修、視察が続いており、
> 昨年度はわかっているだけで約160のグループが訪れた。

> 小菅園長は「参考にしてくれるのはいいこと。
> でも、刺激し合っていかないと動物園全体の発展は望めない。
> まねるだけでなく、地域性を加えるなど
> 工夫してもらえたら」と話している。


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