中央線は新宿御苑の『借景』だった [Link]鉄道と公園 巧みに融合 (東京新聞)



ちょうど研究会の御苑のプロジェクトの話で
今年は御苑と駅の関係について提案したいという話をきいた直後、
東京新聞でこんな記事が載っていました。
 > 東京都心の緑のオアシス・新宿御苑。すぐ南をJR中央線が走る。
 > 何の関係もないような公園と鉄道だが、
 > 新宿御苑は中央線を走る列車を「借景」としてデザインされた-。
 > こんな説を、東京農大の鈴木誠教授(造園学)が唱えている。
 > 今から百年前に開苑した御苑の設計者は、フランス人造園家アンリ・マルチネ。
 > 鈴木教授は「文明の象徴である鉄道と公園を一体化した景観をつくろうとしたのでは」と、
 > 近代化が進む首都の都市公園のデザインを任された仏人造園家の胸の内に、思いをはせている。
 > 新宿御苑は一八七九(明治十二)年に当時の宮内省所管となり、
 > 皇室の庭園として儀式などに使われた。鈴木教授によると、
 > 運営の責任者に就任した造園家福羽(ふくば)逸人(はやと)が
 > 一九〇〇年にフランス国立園芸協会でマルチネと出会い、改修設計を依頼。
 > 福羽はマルチネの設計図に忠実に施工、〇六年に完成し、現在のような庭園となった。
中略
 > 鈴木教授がアンドレの著作「庭園技法」を分析したところ、公園の構成要素として
 (1)果樹園や植物園などの区画園
 (2)土地の起伏や岩山
 (3)池や滝、噴水や小川など
 (4)樹木の植え方
 (5)並木道や遊歩道などの道
 (6)温室や橋などの建築物
 (7)花壇や彫刻などの装飾物-に分類できること、
 > これらを巧みに配置して多彩な風景を展開することに、大きな特徴があった。
 > 鉄道は、アンドレが道と同じグループに掲げていた要素の一つだ。
中略
 > 鉄道総合技術研究所(東京都国分寺市)によると、
 > 当時の鉄道は一八九四年に新宿-牛込が開通した甲武鉄道。
 > 現場付近は一九〇四年に電化された。
 > 当時の苑内からは、蒸気機関車や最新の電車が行き交う姿が見えたとみられる。
 > 現在は線路と接する場所は樹木が生い茂り、木々の間から電車が少し見えるだけ。
 > 鉄道は公園と切り離された形になっている。
 > 鉄道が都市の大動脈なら、公園は都市に酸素を供給する肺だ。現場に立って借景説を思うと、
 > 近代都市の公園建設にかけた先人たちの心意気を感じるようだ。
参考:新宿御苑 [Link]


「中央線は新宿御苑の『借景』だった [Link]鉄道と公園 巧みに融合 (東京新聞)」への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です