世界遺産・秘められた力 [Link]2005年3月23日(水) 19:30~20:45 NHKスペシャル



> 台風で破壊された厳島神社。
> 地震での倒壊例は歴史上皆無という五重塔。
> 豪雪地帯で守り続けられてきた白川郷・合掌造り。
> 江戸時代の絢爛(けんらん)をそのままに残す日光東照宮。
> 日本全国の世界遺産を詳細に取材するなかで見えてきたのは、
> 先人たちが自然と向き合うなかで育んできた技術と知恵だった。
> それは、現代の最先端技術を使っても
> 説明し尽くせないほど、高度なものだったのである。
> NHK 番組案内より

世界遺産に登録された日本建築の災害に強いしくみ。
相当面白かったので、部分メモ。

海に面して立つ建築物である厳島神社。
山からの風の道を意図的に避けて本殿を配置している。
社殿を襲う高波から本殿を守るためのいくつものしかけ。
本殿の前に作られた平舞台は基礎に固定されておらず、
上に筏が乗っているような構成を持つ。
さらに木造建築ではめずらしく床板同士に数センチの隙間が作られているため、
波が来るとそれを打ち消すようにゆらぐ。

他にも、丸ビルに使われてる五重塔の
地震に強いしくみの話は面白かったけど長いので省略。
以下はむか~しメモしたyugopさんの記事。

> 日本のように地震がすさまじい国では
> 構造物をスリムに シンプルに設計することは大変難しい。
> すべての起こりうる外力に対してその建物が
> まったくダメージを受けないようバカ正直に設計すると
> その建物はとんでもなく巨大なスケールになってしまう。
> コスト的にもまったく見合わないし
> 第一世の中がコンクリートの塊だらけになってしまう。
> そこで導入されたのが 積極的に「壊す」手法である。

> 致命的な破壊に至るまえに 適切な部位をある段階で積極的に破壊させ
> そこが塑性化する(ぐにゃぐにゃになる)ことによって
> 地震のエネルギーを吸収することができる。
> 現代的な設計ではいかに確実に適切な箇所を壊し
> その構造系を柔軟に変化させながら最終的な崩壊を防ぐか
> ということに主眼がおかれている。
> この破壊に至るまでの構造系の遷移は非常にダイナミックで
> ある破壊からその次の破壊に至るまでのそれぞれの段階で
> 力の流れが大きく変化する。
> ある一本の柱が壊れたとき
> その建物は以前とはまったく異なる系の構造物になっているのだ。
> その各状態を精密にシュミレートし
> 集積することによって初めてその構造物の総体的な耐力が評価される。

> このように設計法が変わったのは
> 阪神大震災以降 「起こりうる可能性」の目算が一気に倍増し
> そこに従来の手法で対応することが
> 現代の世の中におけるコストと
> まったく見合わなくなってしまったことが背景としてある。


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