アレックス・カー メモ



というわけで景観つながりで、だいぶ前になりますが
アレックス・カーさんの言葉をメモ。情熱大陸にて。
 ・「世界遺産や重要文化財は他の人に任せればいい。
  そうじゃない普通の”なんでもない風景”に残さなくてはいけないものがたくさんある。」
 ・ただ古い時代に戻る懐古主義ではなく、
  古いものと新しいものをどう調和させるのか。
 ・国の補助金などで残すのではなく、ビジネスとして成功させることの重要性。
  それは現代に生きているということ。
 ・パックツアー観光型の保存の手法とは違った方法を模索している。
 ・時には「安全性」「利便性」を捨て、不便さを許容しながら
  古いものを残し生かして使っていく。
根幹のところには「古いものが好き」という感情があって、
それが原動力になっていたりはするのだろうけど、
都市景観を考えるときにそういう感情論は抜きに冷静に戦略を構築しなくてはいけない。
アレックスさんの言葉にはそういう内なる情熱を覆う冷静さを感じます。
まだ評価されていないあたりまえの日本の風景をパッケージツアー観光や
助成金に頼った観光保全ではない、経済社会の中で生きた遺産として残す
という考えにはとても共感できたし、それを実践しているのは素晴らしいと思いました。
もし、アレックスさんに
ひとつだけ質問することが許されたら聞いてみたいことがあります。
最近、いろんな街をみていてよく悩むことです。
今日本に残された文化遺産をしかるべき方法で命を吹き込んでいけたとして、
予め奪われてしまった都市に対してはどう接していけばいいのだろうか。
「もうすでに失われたものを再現してつくりだすのか」、
「今あるコンクリートに囲まれた建物群落ですら都市文脈として利用するのか」、
それとも、「新たな価値になりうるものをつくりだすのか」
どの選択肢を選ぶのか或いは別の答えがあるのか、悩ましいところです。

参考:
アレックス・カー インタビュー by 大野和基 [Link]
GANCHIKU.com » アレックス・カーの講義に行ってきた [Link]
いい話の新聞記事 アレックス・カー [Link]


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