アップル圧力式タッチパッド技術 [Link]Apple files for second force-sensitive display patent



アップルの特許ニュースをみていると
最近よく「圧力式タッチパッド技術」の特許をとっているようです。
以下の特許は、二つの透明電極層の間に弾力のあるビーズのようなものが詰まっていて、
そこに圧力がかかると変形して指の位置や圧力を感知するというもの。
以前にもアップルから、バネをつかった別の方法の圧力センサーの特許が出願されていましたが、
iPhone、iPod Touch で使われているタッチパネルの技術は、
静電容量で指の位置を検出しているので、どれくらいの圧力でおしているかは計測していません。
今後、圧力センサーを内臓したapple製品がでたりするのかな。

以下は触覚にかんして独り言メモ。
これまではビジュアルオーディオ、つまり視覚と聴覚をメインにした
インターフェースの開発が一般的な製品開発の流れがあったように思いますが、
これからは触覚をつかったインターフェースが
どのプロダクト、映画、建築・都市デザインの分野でも
次の時代に考えるべきフレームとしてシフトしていく気がします。
特にプロダクトのような大量生産を前提にしなくては、
なかなか市場にはでまわりにくい分野においては、
これまでコストダウンの為に、触覚の部分に対するこだわりは、
ほとんど捨てざるを得ない場合がほとんどのように思います。
例えば、ハプティックの時に深澤さんが出展していたジュースの皮が
バナナのブリックパックとして製品化された時に、シリコンコーティングをして
「バナナのさわり心地を再現」という部分はコストの都合で実現できなかった。

Vodafoneから発売された着せかえ携帯は、
いろんなさわり心地を想像させるものばかりであったが、
これもまた生産コストの都合で、基本的にはすべて同じシリコンゴム製品の
表面の形状でのみ触覚の違いを伝えるに留まっていた。
  
また、大量生産のラインにのらないアート作品においては、
触覚をつかった表現を多種多様にみることができる。
クロノスプロジェクターは布の弾力と映像の時間変化が心地よくて、
あれが硬いタッチスクリーンだったら面白さは半減してたと思うし、
ストローで吸う感覚を擬似的に体感できるConspiratioも、
表現の新しい可能性をみたような気がしました。
 
このように、「デザインにおける触覚」というテーマ自体は
もうだいぶ前からいろいろな提案がなされてきたように思いますが、
大量生産にのせなくてはいけなくなった途端、その重要性は後回しにされてしまいがちです。
以前、仕事の流儀のなかで深澤さんが提案していた新しいシャチハタは、
判を押すという行為にたいして、シャチハタのブランドアイデンティティにおいて
触覚を付加することの重要性を示唆していた。
今後、アップルやNINTENDO DSのように、
触覚を重視したデザインが増えていくかのひとつの重要な鍵は
こうした技術革新とそれにともなう生産コストの削減、
それからデザイナーや出資者がその重要性に気がつくことなのかもしれませんね。
参考:
Khronos Projector (sakana no makimono) [Link]
Multi-Touch Interaction Experiments (sakana no makimono) [Link]
コンピューター研究者・石井裕 (sakana no makimono) [Link]
キヤノンのデザイン戦略 (sakana no makimono) [Link]
HAPTIC (sakana no makimono) [Link]
力覚感覚提示インターフェイス (sakana no makimono) [Link]
触覚コンタクトレンズ (sakana no makimono) [Link]
http://yousakana.com/makimono/archives/2004/08/_link_1.html
平成17年度(第9回)文化庁メディア芸術祭 大賞 Khronos Projector [Link]
2005年 文化庁メディア芸術祭 アート部門 Conspiratio [Link]
KHRONOS PROJECTOR – Alvaro Cassinelli- [Link]
メディアアートが写美をジャック!!――新感覚アートが集結した”文化庁 [Link]
ジュースの皮 NIKKEI DESIGN | 注目デザイン情報 [Link]
ITmediaモバイル:着せ替えで”カタチ”が変わるボーダフォンの着ぐるみ [Link]


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