2017年4月、JR四国の土讃線(高知〜香川)に新しい観光列車「四国まんなか千年ものがたり」がデビューしました。

On April, 2017, the ‘Shikoku Mannaka Sennen(one-thousand years) Monogatari(story)’ sightseeing train was put into service at JR Shikoku.

四国まんなか千年ものがたり
琴平~大歩危間は四国山地を横断する土讃線の中間で、地理的にも四国のまんなかあたりに位置します。沿線には弘法大師の生誕地善通寺や古くから海の神様として信仰を集めるこんぴらさん、平家落人の秘話や伝説が今なお残る秘境祖谷地方など千年を超える歴史的な文化や景観が残されています。トンネルをくぐり抜ける度に移りゆく清らかで美しい里山や渓谷の景観と「千年」という言葉に、はるか昔に思いを馳せながら隠れた日本の良さを見つけ出す列車旅をイメージしました。

おとなの遊山
「遊山」とは山や野に遊びに出かけること。その昔、徳島の人々は桃の節句になるとお弁当を持って近くの山や浜へ出かけて 1 日を過ごしました。この行事を「遊山」と言い、お弁当箱は「遊山箱(ゆさんばこ)」と呼ばれてきました。「おとなの遊山」は、観光、行楽、遠足とは少し異なる情緒的な響きの小旅行「遊山」を、“気軽に乗れる列車旅”として現代風にアレンジしたものです。車内では気の合う友達とにぎやかに、時には一人でのんびりと、車窓からのきれいな景色と地元食材にこだわった印象に残る料理などを楽しみ、目的地では温泉や未知なる場所の発見や体験をお楽しみください。