色彩論  Zur Farbenlehre [Link]著:Von Goethe, Johann Wolfgang訳:高橋義人、前田富士男、南大路振一、嶋田洋一郎、中島芳郎

Posted on 3月 3, 2007 in メモ


せっかくだからこれもメモしとこ。
高校生の頃に色の勉強をするのに
“ニュートンの光学”“ヨハネス・イッテンの色彩論” とあわせて
まず読んだのがこの本です。
色彩学の世界では避けては通れないゲーテの色彩学。
光だけではなく、闇に焦点をあてているところが興味深い。
そして、志村ふくみさんがコメントを寄せている。
先日の新日曜美術館でもゲーテの話をしておられました。
 著者:フォン・ゲーテ、ヨーハン・ヴォルフガング
 翻訳:高橋義人、前田富士男、南大路振一、嶋田洋一郎、中島芳郎
 価格:26,250円 (税込)
 植物からあたえられる色彩の中に、多くの不思議を見た、法則を感じた。
 宇宙から響いてくる色彩の秘儀を、謙虚に、
 周到に理念の鍵をもって解きあかしてくれる
 ゲーテの『色彩論』は自然を読み解く最奥の書である。
 志村ふくみ (染織家)

 > ゲーテの色彩論は、約二十年の歳月をかけて執筆された大著であり、
 > ゲーテはこの著作が後世においてどのように評価されるかに
 > ヨーロッパの未来がかかっていると感じていた。
 > そこまでゲーテが危機感を感じていた相手とは、近代科学の機械論的世界観である。
 > 色彩論においてはニュートンがその代表者として敵対視されている。
 > ニュートンの光学では、光は屈折率の違いによって七つの色光に分解され、
 > これらの色光が人間の感覚中枢の中で色彩として感覚されるとしている。
 > ゲーテは、色彩が屈折率という数量的な性質に還元されて理解されることが不満だった。
 > ゲーテの色彩論がニュートンの光学と根本的に異なる点として、
 > 色の生成に光と闇を持ち出しているということがある。
 > ニュートンの光学はあくまで光を研究する。闇とは単なる光の欠如であり、
 > 研究の対象になることもない。
 > だがゲーテにとって闇は、光と共に色彩現象の両極をになう重要な要素である。
 > もしもこの世界に光だけしかなかったら、色彩は成立しないという。
 > もちろん闇だけでも成立しない。光と闇の中間にあって、
 > この両極が作用し合う「くもり」の中で色彩は成立するとゲーテは論述している。
参考:
染織家・志村ふくみの仕事 NHK 新日曜美術館 (sakana no makimono) [Link]
色彩論 J.W.V. ゲーテ, Johann Wolfgang Von Goethe (Amazon.co.jp) [Link]
ゲーテの色彩論 (Wikipedia) [Link]

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