海面上昇メモIPCC(気候変動に関する政府間パネル)第3次報告書より

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地球温暖化について2001年に発表された
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第3次報告書を読んでみる。
「気候モデル」(GCM)の検証による予測:
・1990年から2100年にかけて気温は1.4-5.8℃上昇する。
・2100年までに30cmから1mの海面上昇。
日本における問題:
・汽水域の移動によるノリ、カキ、アサリなどの沿岸養殖を含む各種の漁業に影響。
・東京などの沿岸部に近い都市部では、地下水位の上昇により地下鉄・地下道などの浮力上昇。
 →地下設備のアンカー固定が必須
・地下水に海水が侵入し、海岸部の工業用水が使えなくなる
 →淡水化事業、ダム水利権の問題が発生
・海岸に近い水田で塩分層が地表近くに達し塩害が発生。稲作に深刻なダメージ。
・河川の塩水くさびの影響が中流域にまで達し、平野部の農業用水や生活用水に影響。
参考:
IPCC (Wikipedia) [Link]
地球環境/IPCC情報 [Link]
IPCC 各種報告書(原文・日本語訳)ダウンロード [Link]
気象庁 | IPCC第三次評価報告書の要約 (気象庁訳) [Link]

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1 Comment

  1. 海面上昇メモ – sea-level rise caused by global warming

    地球温暖化に伴う海面上昇による被害予測の試算がでていたのでメモ。 海面上昇メモ …

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